またまたご無沙汰してしまいました。
ちょっとパターンが崩れると、元々筆不精の私は
アップデートが遅れてしまいます…
また気持ちを入れ替えて頑張りますね。
さて、次にコメントを書くときに「コレ」について書こうと思っていたことがあります。
日本に帰ってびっくりしたこと。
それは、日本の人(東京)が冷たく感じたこと。
東京で育っているからその原因は分かるような気はしますが、
やっぱりニューヨークに長くなると外からの目線で客観的に見ることができて、
今回そのように感じる状況が短い滞在期間に2回もありました。
(注:ちょっと話が長くなりますが…)
1回目は本屋さんで。
調べたいことがあったので、母といっしょに大きな本屋さんに行き、
テーブルと椅子があるところで何冊か本を見ていました。
私から斜め向かいには大柄のおじさんが座っていて、
その奥にはカバンだけが置かれた椅子がありました。
途中でその人の連れの人が戻ってきてカバンをいじっていたので、
多分おじさんは待っていたのでしょう。
連れの人はまたそこを離れ、私も本を読んでいました。
しばらくして、違う男の人がそのカバンが置かれている椅子について
座っているおじさんに聞いているのが聞こえました。
多分カバンだけならどかしてもらって座りたかったのでしょう。
私は本に集中していたのではっきりとは聞こえませんでしたが、
おじさんが迷惑そうに、「だからここに置いてあるから」
(要するに椅子は譲らない)と言っていました。
口調的におじさんちょっと意地悪だなとは思いましたが、
私がそこでカバンが置かれている椅子のかわりに席を譲るのも嫌味かなと
ヘンな気を回してしまい、本に目をやりながら考えていました。
と言うのも、そのおじさんちょっと偏屈で怖そうだったのです。
何かおかしいと思うとすぐに注意をしたくなる母も何か言いたげでしたが
(自分が間違ってないと思えばそれでもめごとになっても突き通すタイプ)、
I didn't want her to make a scene, so off the top of my head,
I said, "Just a minute," to my mom.
後で考えたら私も上を見ないでどうして止めたんだろう。
それからしばらく男の人はカバンの置いてある椅子の隣から動こうとせず、
沈黙の数分が過ぎました。
すると、男の人は次に近い私の母のところに行き、
「座らせてください!」と必死な言葉で訴えました。
えっ?なんだか様子がヘン。
この人、ひょっとして具合が悪いの?
その時初めて顔をあげてなんてひどい状況か初めて理解しました。
その男の人はなんと、鼻に酸素吸入のためのチューブを入れ、
機械を引きずって立っていたのです。
えええええええ!!!!!
「ごめんなさい、気づかなくて」と言いながら急いで母を私の椅子に移動させて、
母の椅子を差し出しました。
どうして私はそれまで上を向かなかったんだろう、
私たち全員なんてひどいことをしていたんだろう。
しばらく色々な思いが頭の中を錯綜しながら、
落ち着くまで母の横に立って本を読む振りをしていました。
でも、よく考えてみると向かいの大柄のおじさんは
それでも知らん顔をしていたのです。
最初に病気の人がいた位置はおじさんの真横。
おじさんは何かしていたわけでもないので気づいてないはずはない。
なのに、カバンをどかして座らせなかったのぉ?
信じられませんでした。
そのような状況であれば、アメリカなら率先して席を譲ることが常識で、
(日本でもそうだと思いますが)
座っていて気づかない人がいれば、他人でも誰かが必ず
「この人病気みたいだから、座らせてあげて」と声をかけます。
それから本屋さんでは各自色々なことを考えていたと思いますが、
数分異様な雰囲気が漂い、病気の人の連れの人も来たので、
そのタイミングを見てその場を去りました。
この一件だけなら、まぁひどいおじさんもいるものだ、で終わっていたのですが…
二度目は私が困っていた時。
実は今回突然の帰国ということもあり、
成田からの移動は友達や事務所の人を煩わせたくなく、
成田エキスプレスを使いました。
リムジンバスは以前に何度も利用したことはありましたが、成田エキスプレスは初めて。
ちょっとあたふたした場面もありましたが、行きは難なく利用できました。
しかし問題は帰りに起きたのです。
品川から乗ったのですが、在来線のプラットホームを使っているからか、
エレベーターやエスカレーターなどの表示がとても分かりにくく、
乗り場が見当たりませんでした。
成田に向かう人は大抵スーツケースなどを持っていることが予想されるので
私も「エスカレーターくらいあるでしょう」と暢気な考えでプラットホームに向かいました。
しかし、プラットホームは一段下にあるのに、そこには上りのエスカレーターのみ!
階段の一番上で右往左往してどうしようと悩んでいたら、運悪くラッシュアワーの時間帯。
成田エキスプレスのプラットホームにはどうやら通勤電車も止まるらしく、
下の階から怒涛のようにサラリーマンやOL、学生らが
200人くらいこちら目がけて上がってくるではありませんか。
カバンを急いで壁沿いに押しそこに立ちすくみましたが、
通り過ぎる人は皆、「邪魔だな」と明らかに不愉快な顔をしながら通り過ぎていきました。
まぁ、朝の急いでいる時だからしょうがないっか。
それからまた人が少なくなり、今しかないと思い、
とっても重くて大きいスーツケースを抱えて一段ずつゆっくり降りていきました。
また、その階段の多いこと!
There were 3 flights of stairs and I had to stop many times to catch my breath
because my bag was so heavy. I usually pick up a few things from my house in Japan
but I shouldn’t have brought the albums this time. My bag was soooooooooo heavy.
When I had to stop, it was hard to balance my suitcase on the stairs,
and I am sure I looked like a total mess.
その時はまだ成田エキスプレスの出発時刻まで15分くらいあり、
ゆったり階段を下りている人が何人もいました。
でも、誰も声をかけてはくれませんでした。
最初は必死だったので、気づきませんでしたが、
後で考えたらとっても悲しくなりました。
どうして、困っている人に手を差し伸べようとしないのでしょうか。
その理由として考えられるのは、多分他人に声をかけることが
失礼にあたると考えるからと想像されます。
ただ、気軽に誰にでも声をかけるニューヨークに慣れてしまうと
寂しくて仕方ありませんでした。
結局階段の下のプラットホームまで自分でなんとか降りましたが、
ニューヨークに戻ってから何だか背中が痛み、
どうも肉離れ?を起こしてしまったようです。
まぁ、カバンがあれほど重くなるまで物を詰め込む自分が悪いので
自業自得ということも言えますが、もし私が日本が始めての観光客ならば
どんなに冷たい人達だろう、と思ってしまうに違いありません。
本当は違うのに…
残念で仕方ありませんでした。
ニューヨークの地下鉄はかなり古いため、
エスカレーターやエレベーターのない駅が多く、
大きな荷物やベビーカーを押しているお母さんは大変です。
でも必ず周りにいる誰かが声をかけ、助けることが常識になっていて、
逆に健康そうな男性が声をかけないで横を通り過ぎようものなら、
周辺の人から反感の眼差しが飛んできます。
以前聞いたことがありますが、アメリカは募金やチャリティをする額が
ヨーロッパやカナダなどと比べると群を抜いて多いようです。
もちろんリッチな人が多く、税制面での優遇があるというのも一つの要因だとは思いますが、
やはり移民が集まった国だからこそ、困った時にはお互い様で、
こういった日ごろの小さい出来事でも手を差し伸べるのはとっても慣れているように見えます。
皆違う環境で育った人たちなので、言葉に出したり、
行動で示さないと分からないということも言えますね。
本当は、正直もので情が厚く、親切で約束を守る人は断然日本人のほうが多いと思うのに…。
でも、日本で反対にこちらから声をかけるとびっくりする人は多いのですが、
皆めちゃくちゃ親切です。なんか殻を破ったかのように話し出して。
そんな時、「ただ最初の一言が出しづらいだけなのね」、と安心します。
日本を出発する前の日にあるスーパーに出向き買い物をしていたのですが、
そこのレジでの出来事。
「ボーナスカードはお持ちですか?」
持っていなかったので「いいえ、結構です。」と答えてそのまま支払うところだったのですが、
いっぱい買ったのになんだかもったいなくて。
とっさに後の女性に「ボーナスカードお持ちですか?」って聞いたら
「はい、私のは持ってますが…」と意味を理解していないので、困惑気味。
「後の方のボーナスカードにポイントを付けてください」とレジ係りの人に伝えたら、
皆びっくりしていました。
「いいんですか、この人にポイントが行っちゃうんですよ?!本当にいいんですか?」
と何回も聞き直されて(笑)。
後の女性は「あら申し訳ないわ、いいんですか?
まぁ、なんて親切な方なのかしらねぇー。ありがとうございます。
まぁーーすいませんね。」とお礼の嵐。
本当は誰のものにもならなかったはずのポイントが役に立てばと思っただけなのに、
どうしてそんなにおおごとになるの?
アメリカではボーナスカードの貸し借りは日常茶飯事で
庶民はどうにかして国やお店から得られるものは最大限
皆で分け合うという連帯感が定着しているように見えます。
もちろん、自分が不利になる場合は別ですが、そうでない時は、
柔軟に上手く生活していると思います。
長々と書いてしまいましたが、なんだかすごく残念だったので。
.....
最近街中がお花のオンパレードでとっても嬉しい気分になります。
私はニューヨークの春が大好き。
これからアウトドアを色々楽しもう、長い冬もやっと終わり!
と朝起きるだけでワクワクしてきます。
家の庭の角にも、以前誰かが植えたチューリップが顔を出しました。
何もケアをしていないのに、毎年春になると知らない間に出現しています。
今週末お花でも植えようかな?











