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週末のお客さん、大人は皆マレーシア・シンガポールの味を良く知っている人たちばかりだったので、夫の勧めもありマレーシアのお菓子を作っておきました。ピンクと白の層が9枚重なるKow Chan Kuihと白いもち米の上にパンダンという香草で香りをつけた緑のカスタードがのったSeri Muka。いずれも蒸し菓子です。
どちらも以前夫が買ってきたNonya Flavoursと言う本のレシピ。夫のみならず子供たちも気に入っており、時々作っています。難点は出来る分量が多いこと。冷蔵庫で保存できないお菓子なので作ったら2・3日で食べきらないとなりません。それで食べ切れそうな機会を見計らって作るようにしています。お米の粉で作ったKow Chan Kuih はちょっとスアマのような感じ。Seri Muka の方と言えば甘く蒸したもち米と言うのも日本人には馴染みがありますし、イギリス人にはカスタードとライスプディングを合わせたような味、と言うわけで色さえ気にならなければイギリス人の口にも合うようです。
Nonya と言うのはPeranakan の女性の事。Peranakan というのは私が耳にした限りではペナンとマラッカに住み、マレーの文化が混ざった文化を育んできたチャイニーズマレーシアンをさします。ウィキペディアによると広義では福建省を中心とする地方からマレー半島やインドネシアの方に移住して行った中国人の事、とあります。中国人の貿易商(主に男性)が地元のマレー人(主に女性)と結婚した結果生まれた文化で、現在はほぼ中国人のみ。ペナン・マラッカに代々住んでいる中国人はマレーシアのほかの都市に住む中国人と違った位置づけをされています。Peranakan の女性をNonya 男性をBaba と言います。
夫の母はNonya ですし、今回遊びに来たお友達の連れ合いのお母さんもNonya でした。外食産業の発達しているマレーシア・シンガポールではNonya 特有の食文化もNonya に限らず国中の人に愛されています。と言うわけで友人のお母さんや友人もNonya Kuih ことNonya のお菓子や食べ物に馴染みがあるのでした。
懐かしい味じゃないかな、と思って作ったわけですが、3人ともちょっとびっくりするくらいたくさん食べてくれました。あまり好評だったので『簡単だから作ってみれば』と勧めた結果、友人はSeri Mukaのレシピをコピーして行きました。
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