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私が小さかったころは夏の夜、いつの間にか網戸の内側にいろいろな虫がとまっていたものでした。コガネムシを見つけたこともあったし、クワガタが張り付いていたことも何度もありました。デパートでも買えるようになったと初めて聞いたのはいくつのときだったでしょうか。
昨日の新聞でトルコのクワガタに関する新聞記事を読みました。日本に輸出するために乱獲され、絶滅の危機に瀕していると警告されたと言うのです。日本の子供たちが虫キングでカブトムシやクワガタに夢中になった結果だと。なんということでしょう。
下田に旅行したとき、下の息子はちょくちょく虫と遊んでもらっていました。小さな昆虫だったり、バッタだったりカミキリムシだったり。捕まえたときもあればつかめずにじっと眺めていただけの事もあったのですが、虫と向き合う様子は真剣そのもので、なかなかの見ものでした。
2泊目の夜、とまっていた宿のバルコニーでクワガタのメスを見つけて捕まえました。私にも見せてくれたのですが、その後私と夫が知らないうちに、宿の方が籠を用意してくださり、土と餌をいれ、オスのクワガタまで入れてくださったのです。戸惑いつつも結局東京までつれて帰り、後日山中湖に旅行した際にそこで雑木林に放しました。
でも、それまでにメスのほうは死んでしまったのです。あの時、やっぱりすぐに放してやらなければいけなかったと後悔しました。
子供の喜ぶ顔が見たい、というのは誰でも思うこと。でも、そのためにいろいろなことをしすぎているのかもしれない、と思うときがあります。
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今は放虫も問題になっています。店で買ってきたりどこかで捕まえたカブトムシやクワガタムシをアクシデントや故意で逃がしてしまうことです。外国産はもちろんのこと、例え日本産であっても地域により同種のクワガタでも違いがあるそうで、それを違う地域に逃がしてしまうと、そこで”雑種化”が進んでしまうそうです。ですからインターネットでクワガタなどを検索すると、”絶対に放虫はしないでください。一度買ったり捕まえたものは責任を持って買ってください。”とあります。旅行先がどこなのか、また宿の人が下さったオスが近くで捕獲した野生種なのかどうかもわかりませんが、逃がすときは必ず捕まえたところの近所にしなくてはいけません。私も家の前でクワガタのメスを見つけたのですが、つがいのオスを買おうと思ったのですが、種類が特定できず、雑種の可能性もあるので繁殖はやめたほうがいい、と専門家から言われてしまいました。