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マンチェスターからパリ経由、エールフランスで成田へと戻りました。子供達もだいぶ大きくなって、以前に比べると手が掛からなくなり、自分の手荷物は自分で持つようになったのがなにより嬉しかったです。とはいえ、2人とも機内で眠るのはやはりまだ苦手。結局寝たのは3時間弱だったでしょうか。おとなしくはしていたのですけれど。
パリから成田への飛行機はボーイング747よりもやや小さめの飛行機。席が3列ずつだったので、夫が子供二人と座ってくれて、私は通路を挟んで次の列の端に座りました。オットの『子供達は君と離れた方が行儀が良くなるに違いあるまい』という意見により私の席は子供達から離れていましたから、雑誌を読んだり、映画を鑑賞したり、なかなか優雅な旅でした。
Michou d'Auberという1960年のフランスを舞台にした映画が面白く、途中見損なった場面があったため2回半見てしまいましたがそれでも飽きませんでした。アルジェリア生まれの兄弟がよんどころない事情のもと、Foster Careに出されてしまうところから話は始まります。
Adoptionは養子縁組をして自分の子供のように育てることですが、Fosteringは事情があって家庭に居られない子供を養育することで収入を得る『仕事』です。
兄弟は別々に引き取られていくことになるのですが、弟が引き取られていったのは『アラブ人』とばれたらどんなに虐げられてしまうことか、と思う小さな村に住む夫婦の所でした。迷った末、弟のMessaoudを引き取ることを決意した女性、ジゼルは退役軍人である夫に知られる事をおそれ、子供の髪を金髪に染め、『キリスト教徒の』名前をつけ、村人にもばれないようにいろいろと工夫を凝らします。そして彼はMichou(Michel)として、『うちの男の子』になり、二人にかわいがられて村で生活し始めます。
『アラブ人』や『アルジェリア』『ドゴール』等に対する当時のフランス人が示す反応が興味深い作品でした。加えてジゼルの夫ジョルジュをはじめ、Messaoud(Michou)を取り巻く人々が、どういう風に彼を受け入れていくかというところも見所です。co-screen writerであるMessaoud Hattouの自伝的作品とのことです。美しく、受け入れやすく作ってある作品で現実は又違ったのだろうとも思いますが、実はこの映画のカテゴリは機内誌によるとcomedyとなっていました。確かに笑いを誘う場面も多々ありましたが、こういう映画をコメディという枠に入れるところが不思議です。
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