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日本の小学校は私服のところが一般的ですが、イギリスの小学校は制服がほとんどです。『制服なら貧富の差が服装に出ないから。』というのが大義名分のようですが、息子たちの通う小学校は今まで制服を着てくる子供がほとんどいませんでした。非常にその辺の規制が穏やかだったのです。長男がReception(準一年生)に上がった際に事務所に問い合わせてみたら、『学校のロゴ入りポロシャツやトレーナーは現在購入できません。』
夫の国、マレーシアは小学校から制服をきるので、協議の結果、幼稚園あいだはなんでもいいけれど、Receptionにあがってからは月~木が制服風、金曜は学校に行くのにふさわしい格好であれば制服でなくてもいい、というのが我が家の決まりになりました。スーパーで売っているグレーや黒のズボンにポロシャツ、色無地の赤いセーターかお下がりの学校のロゴ入りトレーナーという格好です。
私服の子供たちはとりどりに気ままなものを着てきます。Tシャツはもちろんのこと、タンクトップだってOKです。毎年夏には『ビーチサンダルやプラットフォームのサンダルは危ないので履かせないように。』というお知らせがくるほど。
ところが、今年の1月から校長先生が新しい方に変わり、このたび来年の9月からDress Codeなるものがはっきりと決められることになりました。生徒会のようなものに相談したり、下書きの文書が親に回ってきて反対意見のある人は述べるように、呼びかけられたり。
対する親の方も、『制服をボイコットしましょう。』という署名運動をするお母さんたちが出てきたりして、服装についてちょっと突っ込んで考えてみる、いい機会でした。結局は私服で通わせている親の大多数が制服支持派ということが判明。一般的に『制服のほうが楽』だからなのだそうです。
目下の学校側の提案はポロシャツが赤・黄・青でズボンとスカートはグレー。学校のロゴ入りのトレーナーとフリースは指定のお店で買えるようになるそうですが色はロイヤルブルーのみ。もっともロゴ入りでない似た色のものをほかのお店で買って着るのでも可。
ちょっと意外だったけれどうなずいたのはモスリムの女の子のスカーフに関する決まりがいくつか書かれていたこと。それにしても、今は99パーセントの子供たちが私服で通っているので9月からはどんな風になるのか想像もつきません。
状況に合わせてどんな服がふさわしいか親子で考えるのも悪くなかろうに、などと思っていたらPajama Mamaなるお母さんたちの記事を読みました。ベルファストのSt Matthew's小学校ではパジャマのままで子供の送り迎えをする母親が増え続け、いまや50人余。校長先生が『何を着ようと個人の好き好きではあるが、学校への送り迎えにパジャマというのはふさわしくないし、子供にも悪い手本になると思う。』と学校から保護者へのお手紙に書いたということでした。この記事は北アイルランドの一件ですが、そういえば週末に配られる無料配布の新聞に、我が家からそう遠くない診療所にパジャマのままナイトガウンを羽織って現れる患者が増えたので、禁止令がでた、という記事が載っていたことがありましたっけ。
小さな子供のころから制服を着ることを義務付けられることと関係があるでしょうか、ないでしょうか。子供たちには『その場にふさわしい服装はどんなものか。』ちょっと思いやって考える人になってもらいたいものです。
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