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QuatもしくはKhat, Chatというのはアフリカ産のとある葉っぱの名前なのだそうです。イェメンやソマリア、エチオピア等で男性に常用されてきた麻薬の一種で、ヨーロッパの多くの国々や、アメリカ、カナダでは違法になっていますが、現在イギリスでは合法的に入手できるとのこと。
エコノミスト誌に載っていた小さな記事に印をつけておいたつもりだったのに、どうしても見つかりません。
ソマリアからの難民が少なくないイギリス。この国においてQuatをこのまま合法的に入手できるようにしておいたほうが良いのか、それとも違法にするべきか、と言う記事でした。Quatを噛んで夜眠れなくなり、昼間はボーっとしてしまい、働かなくなる、といった理由でイギリスでも非合法にして欲しい、というソマリア人女性の意見が2つほど一緒に載せられていました。
イギリス政府は非合法にするとかえって闇で売られるようになり値段が上がり、やくざな商売をする人たちがお金をもうけることになるのでは、と危惧している模様です。結局は大麻の扱いをどうするべきかといったところと同じ悩みなのでしょうか。
1月中旬にIndependentの日曜版にも記事が書かれていました。『お酒をたしなめないモスリムたちは、かわりにQuatをたしなむのだ。何千年も続いている習慣だ。』一日働いて帰ってきてから、ほどほどにQuatをたしなみ、リラックスしたり他の人と親睦を深めたり。ソマリアの家にはQuatをたしなむための部屋がしつらえてあるのだそうです。
一方、イギリスに難民としてやってきて、仕事がうまく見つからないままQuatにおぼれてしまう人も少なくないとか。Quatにおぼれていては仕事が見つかるわけもなく、悪循環が続きます。おまけにすでに、イギリスに輸入されてくるQuatの多くはアメリカやカナダに密輸されていっているのではないかとも懸念されています。
他国の文化を尊重するべきか、イギリスの社会にあわせて生活してもらうべきか、と言うところで揺れ動くイギリス。Quatがこのまま合法的に売買され続けるのか、それとも非合法となるか、それがどういう理由で決められるのか、興味深いところです。
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