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今年も店頭でSeville Orangeを見かけるようになりました。マーマレード作りの季節です。
イギリスではマーマレードを作ると言ったら一般的に使われるのがこのSeville Orange。Sevilleはスペインのセビリアと同じつづりです。酸味がきつくそのまま食べるには向かない味を英語で"bitter"と表現され、sweet orangeと区別されるこのオレンジは1月の中旬ごろから2月の中ごろまでだけ、お店に出てきます。
熊のパディントンの所為かどうか、イギリス人というとマーマレード好き、と言うイメージがあります。スーパーの棚にも実にいろいろな種類が並んでいるのをみても、その感があります。何種類かのかんきつ類の皮を混ぜたもの、ショウガ入りのもの、ウィスキーが入ったもの、皮を太めに切ったthick cutに細くきったfine cut、挙げればきりがありません。
でも、ホームメードのマーマレードも美味しいものです。初めて『マーマレード作りの季節』に気づいたのは長男が生まれてからでした。経理の仕事とコンピューター部門と掛け持ちで仕事をしていた夫は1月末は殊に忙しく、土曜日も出勤が続いていました。八百屋さんで、セビリアオレンジを見かけ、訊けば季節限定のマーマレード用オレンジだといいます。それで、思い立ってマーマレードを作ったのです。今の時期、セビリア・オレンジを見かけるとあのころ近所に住んでいたおばあちゃんが見せてくれた巨大なジャム用のお鍋や、あの時作ったマーマレードを思い出します。
家族があまり食べてくれないのでしばらく作らないでいましたが、先週補習校の帰りにいつものファームショップにて『無農薬』と書いてあるセビリアオレンジを発見。つい買ってしまいました。1ポンド買えばよかったのにうっかり間違えて1キロ買ってしまい、2回に分け、ちょっと味を変えて作ってみました。今年ラジオで聞いたマーマレード作りのコツは砂糖を入れてから、煮立たせた後、水分を飛ばすためにしっかり強めの火で煮詰めること、だとか。そのとおりにしたら、案外明るい色の美味しそうなマーマレードができました。煮詰まる数分前にウィスキーを大匙2~3杯。アルコールは飛んでいるはずですがちょっと香りのいいマーマレードになりました。もう一つの方はコアントロー入りです。
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わあ、お味見させてください。時々疲れたときなど紅茶に入れたり、ビスケットにつけて、ほんのり香りを楽しむのがすきです。