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中国語の苗字はたいてい漢字1文字。下の名前は2文字です。夫の家では、英語で話すときに、この2文字のうちはじめの字をgeneration nameと呼んでいます。男兄弟はもとより、父方の男のいとこ全員が使う文字だからです。私の聞いたところによると、由緒正しい家庭では60文字の詩があって、それにしたがって順に使っていくとの事。兄弟の人数が多いと長男と末っ子では10歳以上年齢が開くのもまれではありません。年齢だけでは誰が『目上』なのかわからないけれど、名前でわかる、ということだったそうです。
ところが、義父は自分の子供たちの代のgeneration nameが気に入らず、自分の息子たちには勝手に『思』という字を使いました。『思明』『思勇』『思清』『思正』と、意味するところが非常にわかりやすい名前ではあります。義父は中国語の学校に通ったのは小学校まで。あとは中国語とはほとんど縁がなかったらしく、オーストラリアで10年暮らしたこともあり、漢字の知識はいまひとつ。
長男が生まれる頃、すぐしたの義弟のところでもおめでたが重なりました。『男の子用の名前はgeneration nameをしっかり選んでね。長男の嫁なんだし、中国語もできるんだし、漢字もわかるでしょう。好きなのを選んでいいわよ。で、ちょっと余分に考えておいてくれると、助かるんだけど。』と義父母にいわれ、青ざめたのはいうまでもありません。
義父母から来る、『こんな名前、どう?』というのは全てローマ字式に書かれた広東語か福建語の名前で、私にはぴんと来ないものばかり。悩みに悩みんだすえ、ロンドン郊外に住む友人のお母さんが、マレーシア華僑で漢字を知っているのを思い出しました。彼女に手紙を書いて、手伝ってもらった末、候補がいくつか決まり、それをマレーシアに送ってやっと決まったのでした。
というわけで、子供たちのgeneration nameは『俊』。『もっと意味のわかりやすい字にできなかったの。』と夫はぼやいていましたが、まあまあ、いい字ではないかと思っています。本当のところ、夫の名前から1文字とって子供たちの名前をつけたかったのですが、中国語ではこれはご法度。ごねるのもはばかられ、中国語の名前と日本語の名前とが漢字で書けば同じになるようにしました。というわけで、現在4人いる男の子たちの名前は『俊英』『俊煌』『俊文』『俊義』です。今回、男の子が生まれた義弟のところ、お嫁さんの父君はなんと漢学者。結婚式の折、『この先何人男の子が生まれても、私はもう名前を考えなくてもいいのね。』とホッとしたのを覚えています。
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私の友人家族も男の子には”俊”を使っていますが、この家族の男の子は全部で6人、先に生まれたものにはよく
考えた組み合わせの名前がついてるのに、後に生まれた
男の子にはよくある名前になっています。他の5人姉妹
の友人もそう。決められた範囲で名前をつけるのは大変だな~と思いました。
ゆうこさん、名前を考えるのから解放されてよかった
ですね。