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所用で出かけた帰り道、聴くともなしにラジオをかけていましたら、またしてもデボン沖での貨物船の難破関連の話題が出ていました。実際にBMWのオートバイを拾って、届け出た人もインタビューを受けていましたが、そのほかにも法律の専門家や難破船の記録をとるお仕事の人なども出てきて、耳を傾けずにはいられませんでした。
今日インタビューを受けていた人は、『拾った』旨届け出ているそうで、『正規の持ち主から連絡が来るまでガレージにおいておくだけのこと。波にもっていかれないうちに陸にあげたまでのことです。』書類を提出して、所在をはっきりしておけば『善行』、こっそりとっておけば『盗人』と言うところなのでしょうか。
海辺に住む人たちは、海岸を散歩しながらいろいろな漂着物を拾う習慣がありということで、Beachcombingという言葉さえあります。代々海辺に住んで、漂着物を拾うような生活をしていたら、こういう場合にどうするのが最善かと思うの気持ちもかも違うのかしら。そんなことを考えていたら、イギリスの南西部沖にある島Isle of Scillyに住む男性が話に加わりました。貨物船が難破してコンテナの貨物が漂流物となってしまう、と言うのはそうそう珍しいことでもないとの事。
この島の沖でも約10年前に貨物船が遭難したそうでその際、タバコ・子供服・ネグリジェ・コンピューターの部品、その他種々雑多なものが漂着しました。コンテナの数は200くらいと言っていたでしょうか。人口2000人ほどの小さな島で、警察官は4人。本土から応援がくるとはいってもたかがしれています。島の人たちがいろいろな漂着物を見つけたであろう事は想像に難くありません。タバコだけは本土からきちんとお役人が来て持って行ったそうです。
実質的に誰が何を拾ったとか、どのくらいの人が書類を書き込んで漂着物について届け出たかと言うことよりも面白かったのは、島の人たちがその漂着物で何をしたかという話でした。子供服がたくさんあったため、島の中に収集場をもうけ、ボランティアが洗って東欧だかどこだかの孤児院に送ったと言うのです。また、10年近くたった今でもまだ、この貨物船からと見られる子供服やネグリジェが岸に流れ着くことがあると言うのですから驚きでした。
報道のとる姿勢や記者のものの見方、ニュースの中でどんなエピソードをどんな風に取り上げるかでも、私たちの受ける印象はかなり違ってきますね。実際、あの海岸の近くで暮らしている人たちの気持ちはどんな風なのでしょうか。気をつけていれば、Beachcombers関連のニュースやコメントはまだ続きそうです。
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