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テレビ番組の話ではありません。『お兄さん』という言葉の話。
イギリスでもアメリカでも、兄弟同士では名前で呼び合うのが普通です。日本ではお家によって違うのではないでしょうか。私の実家では、弟こそ今では私のことを『姉さん』と呼んでくれますが、小さいころは弟からも妹からも名前にちゃんづけで呼ばれていました。ところが、オットは『そんなの、甘すぎる!』といいます。『年長者に対する尊敬を示すためにも、お姉さん、と呼ばせるべきであった。』というのがオットの主張です。
オットも長男なのですが、今でも兄弟は福建語で『長兄』にあたる呼び方をしています。家族内では英語での会話がほとんどですが、それでも、です。アメリカに留学していた義弟の1人が何年か前、オットを名前で呼んだら『アメリカに長くいすぎて、年長者に対する礼儀を忘れたのか!』と叱っていました。そういえば、結婚した年、義理の妹に『日本語でelder sisterはなんというのか。』と聞かれました。彼女はいつも私のことを『おねえさん』と日本語で呼びます。
どうした風の吹き回しか、ある日、オットが次男に向かって『お兄ちゃんのことは、もう名前で呼んじゃいけないよ。お兄ちゃんと呼ぶんだよ。』と言い聞かせていました。次の日、聞くともなしに聞いていたら、次男は"Big Brother!!"と英語で呼んでいるではありませんか。『お兄ちゃんって呼ぶなら日本語でお兄ちゃんって呼びなさい。』と私もオットも言っていますが、ちっとも定着しません。周りはみんな、名前で呼んでいるんですものねぇ。それでもたまは思い出したように、歌うように"Big Brother!!"と呼ぶのが聞こえてきます。
まあ、定着しない一番の原因は私がちっとも重要だと思っていないから、でしょう。大事なことだと思えないので注意するのを忘れるんです。でも、仲がよければそれで良いじゃありませんか。
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