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みなさん、おはようございます!
先週のメルボルン滞在時のお話の続きです!
今日はトラムの運転手の話を。
改めてトラムというのは、いわゆる市電です。街中を一両だったり、二~三両位で流しており、メルボラーニャの重要な足の役割を果たしています。
さて、このトラムに乗って滞在先の友人宅からCityへ向かう途中の車内で、おそらくギリシャあたりからの移民と思われる年配のおばさんが、チケットの買い方が分からず大騒ぎしていました。お金だけ入れてボタンを押さず、何度もリセットだけしてお釣り受けにコインを落とすのを繰り返し、何なのこれ!?という感じでした。親切なメルボラーニャが何人もこのおばさんを手助けしようとしましたが、英語が通じないのと、おばさんが説明を聞こうとしないので、ちょっとお手上げとなってしまい、おばさんも両手を上げて諦め、最後にリセットしたコインがまだお釣り受けに残っている状態で近くの席に座ってしまいました。
皆、何ともやりきれない空気を感じていると、トラムが次の停留所に滑り込み、運転手がドアを開けておばさんの所までやってきました。きっとやりとりをバックミラーかなんかで見ていたのでしょう。お釣り受けからおばさんのコインを掴み取り、「Cityまで?」とおばさんに確認すると、自ら券売機を操作し、おばさんにチケットを渡してあげました。おばさんは感激した様子で、何度も「Thank you!」と繰り返していました。
そして、彼が運転席に戻ろうと歩を進めている中、トラム内に巻き起こる盛大な拍手!乗客が一斉に拍手で彼を称えているのです!彼は運転席のドアを開けると、一旦くるりと乗客達に向き直り、片手を水平にお腹の辺りに添える丁寧なお辞儀で二、三度答えてから、トラムを再び始動させました。
やり切れない雰囲気は彼のお陰で一気にハッピーな空気に満たされたのです。
そして、その後調子が出てしまった運転手は、Yasが下車するまでずーっと、「次の停留所は○○ストリートです、この向かいには有名な××病院があります」、「マーケットの最寄り駅です、あっでも今日は五分前に閉まってしまいましたので、明日も定休日なので明後日にまたお出かけください」、「私も行ってるいい眼科があります」、「イタリア人街に行くにはこちら、どこそこのパスタがおいしいです」、「どこそこ方面の乗換えならこのストップです」、という豆知識をご機嫌な様子でしゃべり続けてました。
運転手の機転を拍手で称えた乗客も、その後陽気にしゃべり続けた運転手のノリも、何だかすごく心が温まるのでした。
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