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blog title ドタバタ韓国入り May 30, 2006

フライトにトラブルがあったため色々ドタバタしたが、とりあえず今日無事ソウル入りした。そういえば、中国語でソウルのことを前まで少し前まで漢城と表示していたが、現在は正式に首爾(shou-er)という。おもしろいのは、韓国人の名刺にはよく漢字が使われているが、「ソウル」のところだけはハングルだったり...。こういう漢字表記のし方と背後のイデオロギーを勉強するのもおもしろそうである。

さて、私の韓国語は非常に拙い。It really sucksなのである。しかも台湾からの移動なので中国語が頭に浮かんでしまってまるでダメダメである。しかしながら、ハングルを読みながら元々の漢字の熟語や外来語を推測するのが面白い。空港からのバスの中で看板を読みながら、ここで落ち合った相方と当てっこした。まだまだ韓国語初心者の私には、見るハングル全てが連想ゲームである。そういえば初めて台湾入りした時は、漢字ばかりだから意味は分かるが発音できない状態だった。韓国ではまるで逆だ。さて、夏の間にどのくらいうまくなるかな。。。?

投稿者: 茶谷 さやか 日時: 10:20 PM |
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blog title 台湾での研討會 May 28, 2006

台湾大学の教授に誘われて、国民党の救国団社会研究院が主催するパネルディスカッション(中国語で研討會)に参加してきた。お題は「台湾安全之想像與現實」、つまり台湾の国防政策あれこれである。どちらかというと私が修士プログラムにいたときに主に勉強していた内容に近く、今回のプロジェクトとは直接関係ないがせっかくなので顔を出してきた。しかも今回インタビューしたかったけどアポが残念ながらとれなかった国会議員がディスカッションに参加していたので、顔だけでも拝みにいったのである。

台湾の政治は今現在、民進党の国民党の2大政党制。国民党は蒋介石が中国大陸での内戦から台湾に撤退してから80年台まで実質上台湾を一党独裁してきた政党で、その後の民主化の勢いにのって主に南部を地盤に力をつけたのが民進党である。国民の支持は完全に2つに別れており、今のところ民進党が政権をとっているが、台湾ナショナリズムの掲揚や汚職問題、人材の不足、経済政策の失敗などの問題が指摘されている。救国団というのは国民党の青年団みたいなものである。そこでのパネルディスカッションであるから、パネラーはともかく、聴衆は筋金入りの国民党支持者が多い。台湾では日本と違って政党支持のアイデンティティがとても強い。今回はそのせいで少し大変なことに...。2人目の演説者は民進党の行政院副院長(女性)で、少し政治的に敏感なトピックにふれると聴衆からブーイングがおこり、席を立つ人がいたり、「演説」なのに手を挙げる質問者がいるかと思いきや、質問ではなく政治的なバッシングだったり。こういう現象全体が私の研究対象であるから、「うーん、おもしろい」って観察モードにはいってしまった。

相変わらず英語やアメリカに関係ないトピックでごめんなさい。明日より韓国です。


投稿者: 茶谷 さやか 日時: 11:05 PM |
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blog title どこへ行っても May 26, 2006

台湾では食い倒れや買い物の他に、一応研究と称してインタビュー等をしている。大学の教授や軍隊の人にメールをすると、大体質問内容のせい(兵役制度、軍隊と社会の関係)で男だと思われる。最終アポをとるために電話をすると「えええ〜、てっきり男の人だと思いました〜!」と絶対言われるので、ハハハと愛想笑いするしか無い。

安全保障や軍事について学ぶ女性は結構いるのに、なぜいまだにこの分野は男の世界だと思われているんだろう。特に私が見ている「軍隊と社会」なんかは別に男っぽいわけでもなんでもない。「女の子なのになんでそんなことに興味あるの?」と言われても困るんである。

投稿者: 茶谷 さやか 日時: 10:42 PM |
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blog title ABCから分かるアメリカ人の特徴 May 25, 2006

ABCとはAmerican Born Chinese、つまりアメリカで育った華僑である。夏が近づくとこのABCたちが台北の街にあふれる。親戚を訪れる子もいれば、中国語を勉強する子もいる。彼ら彼女らが話をしているのを聞かなくても、見た感じでなんとなくABCだって分かる。第一に服装。台湾人は可愛らしい系が多いが、アメリカ人はどちらかというと露出/セクシー系が多い。第二に筋肉。男女問わず、アメリカ人はよくジムへ行き体を鍛えている。男の子はとくに筋肉がついていることが外見の魅力に直結しているようで、ABCと台湾人ではやっぱり鍛え方が違う。

日本のアイドルって決してムキムキじゃない。中性的な感じのほうが重要のようだ。アメリカはアイドルじゃない歌手などでもムキムキだったりする。だからアメリカ人の友達が日本のジャニーズなどを見るとよく「ガリガリなのになんで人気あるの??」と聞いてくる。魅力や人気の定義が全然違うことを説明するのって結構難しい。

投稿者: 茶谷 さやか 日時: 1:18 AM |
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blog title  Asian Fetish をどう考えるか May 23, 2006

いつか書こうと思いつつ、なんとなく書くのを恐れていた禁断の話題、西洋人のアジアフェチについて、今日は皆の意見を乞おうと思う。

アジア人女性、とくに日本人女性はアメリカでよくもてる。 アジア人好きの男たちをAsian FetishやRice Chaserと呼んだりする。アジア人を見ればとりあえず声をかけてくる人もいるが、そんなことで声をかけられるのも気持ち悪いものである。この現象の理由を色々考えて、自称アジアフェチ軍にインタビューもしたけれども、「もてる」理由がいまいちはっきりしない。考えられるのは:
1.アジア人女性は従順で素直だと思っている
2.アジア人女性は簡単におとせると思っている
3.アジア人女性の外見がエキゾチックだと思っている
4.アジア人女性を男尊女卑の儒教社会から解放する使命感を感じている


アジアフェチを問題視するかどうかは、その理由が正当かどうかを考慮しなくてはいけない。2の理由は個人的にどうかと思うが、例えばここ台湾、東京、その他のアジア都市では西洋人好きの女性も多く、結局は需要と供給の問題かもしれない。ただこの場合、服装やお化粧と違い、アジア人の見かけは変えることができないので、アジアという人種グループにある一定の恋愛観を求めるのはやはり間違いだと思う。1の理由を堂々と唱える人はほとんどいないけれども、アジアフェチにそういう期待感は多少あるような気がする。確かに日本で育った女性とアメリカで育った女性だと意思表示の仕方が違うとは思うが、なんといっても個人差が激しいので、まあ Good Luckといったところだろうか。ただ私はそういうアジアフェチを発見した場合、全力でそのステレオタイプ破壊に挑むことにしている。

さて、私が考えあぐねているのは、3や4の理由でアジア人女性を好む人たちである。3の場合、人種じゃなくても、「猿顔が好き」とか「スポーツマンが好き」などの個人的な好みはあるわけで、たまたまアジア人の見かけが好きという単純な好みを問題視すべきなんだろうか。堂々とアジアフェチを認める友達に「だって仕方ないじゃん」と開き直られてしまった。この点については、外見は恋愛において重要かというもう少しフレームの大きい議論で扱ったほうが良さそうだ。4についても、はっきり自覚している人は少ないと思うが、1とのセットでこういう心理状態がたまにあると思う。ある人類学者が日本人女性と西洋人男性の関係を Sexual Allianceと呼んでおり、往々にして日本にいる西洋人男性には4の心理が働いていることを指摘している。さて、これをアジアフェチの文脈でどう解釈するか。結局伝統的な男尊女卑社会はアジアに限ったことじゃないわけで、女性の解放という目的だけでアジアフェチになるのは飛躍し過ぎ、絶対に他の要素が働いているはず。ただ、アジア人女性とたまたまお付き合いした結果、4の心理状態になる可能性はあると思うし、別に問題ではないと思う....。皆さんはどう思う?

投稿者: 茶谷 さやか 日時: 4:56 PM |
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blog title 閑話休題:台湾食い倒れ May 21, 2006

研究・調査も大事なんだけど、台湾といえば!!そりゃ食べまくるしかない。飛行機の中であれが食べたい、これが食べたい、と考えていたものを着々と実行にうつしている。

朝は豆漿から始まり...(あまりにうれしすぎて顔が笑みで歪んでしまう)


市場へ行き、手作り、出来立てのお惣菜をちょこちょこ買ったり、


友達と大好きな小龍包のお店へ行きたらふく食べ


夜食を夜市の屋台でゲット

あー幸せ。

投稿者: 茶谷 さやか 日時: 3:35 PM |
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blog title  日本語ワンダーランド May 20, 2006

台湾でよく見かけるものに、台湾製なんだけど日本語が書いてあるものがある。お菓子、広告、Tシャツ、看板など、日本人が英語をのせる感覚であらゆるところに書いてある。そしてよく間違っている。カタカナだと「ツ」と「シ」はとりあえず逆だし、平仮名でも「て」と「へ」などが逆になっているもの、スペルミスや文法ミスだけでなく、何を意味しているのか謎な日本語、微妙に間違っているせいでおもしろい日本語などがあり、それを読むだけでもちょっと楽しい。例えば、友達が最近写真をとっていたのは、トイレの中で、紙を流さないでゴミ箱に捨ててください、という趣旨の張り紙が、「紙はゴミ箱に投げ入れてください」と中国語の「投入」が直訳してあったもの。うーん、投げなくてはならないのか、と想像してしまう。

日本で英語やアルファベットがあらゆるところにプリントしてあるのと同じ感覚だろうから、きっと台湾人は慣れてしまって日本語ができる人でもちゃんと気に留めて読んでないんだろう。日本での(台湾でも)英語の氾濫加減、乱用加減は英語圏よりきた人にとっては同じようにおもしろいはず。海外在住の日本人だったら多分誰もが知っているが、Engrish.comというサイトで日本 中心のアジアの国にあふれるおちゃめな英語表記の写真集が公開してある。ストレス解消に私もよく見て笑わせてもらうが、日本も「英語ワンダーランド」の名に全然恥じないなあ、とある意味感心する。

投稿者: 茶谷 さやか 日時: 9:15 AM |
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blog title カタカナの威力 May 18, 2006

カタカナがあふれる日本社会、カタカナがあるから日本人の英語の発音が悪いんだ、など色々批判をうけているけれども、純粋な表音文字がない中国語と比べるとやっぱりカタカナって便利だなーと思ってしまう。今日よりこちらの教授などにインタビューして回っているが、教授たちの経歴を見ると外国の大学で学位をとった人が多い。ただ、中国語で表しているので一瞬どこか分からない。例えば:
密蘇里(ミズーリ)、哥倫比亞(コロンビア)、哈佛(ハーバード)、劍橋(ケンブリッジ)、耶魯(イェール)、賓夕法尼亞(バージニア?じゃなくてペンシルバニア)、約翰霍浦金斯(ジョンズホプキンス)、馬里蘭(メリーランド)、柏克萊(バークレー)、密西根(ミシガン)などなど。
どうでしょう? やっぱり外国語の地名を漢字で表すのって難しい。

投稿者: 茶谷 さやか 日時: 4:43 PM |
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blog title 台湾の英語教育 May 17, 2006

日本でも英語教育産業は大きいが、台湾での外国語教育産業も景気に左右されない産業の一つだ。就労ビザをとるにも「外国語教師」はとても簡単だし、こちらに留学している学生も一番手っ取り早く生活費を稼ぐため、英語なり日本語なりを教える家庭教師や塾講になることが多い。そういう私も台湾の小さい子供たちに日本語を教えたことがある。母国語を教える(しかも親に言われて仕方なく授業に来ている子供たちに)のって思ったより大変で、日本語教師の資格がちゃんとある理由が身にしみた。英語を教える方が簡単だと思ったが、アメリカ人がうようよいるこの街で、日本人の私に英語を教えさせるところなどなかった(当たり前か)。

日本人学生が家庭教師として日本語を教える場合、時給にして大体350〜500元くらい(1100〜1600円)が相場だ。一方アメリカ人の場合は600〜1200元。う〜ん、差別だ!!と言ってみたがマーケットの需要が全然違うので仕方がない。本当の差別は「西洋人の見かけ(Western-looking)のアメリカ人」と指定しているところがあること。初めて聞いた時「は〜い〜?」と訳が分からなかったが、つまりアジア系アメリカ人などがなぜか排除されてる。英語が母国語であることに変わりはないのに。日本でもたまに同じような募集張り紙があるので台湾だけの現象ではないが、やっぱりおかしいと思う。

投稿者: 茶谷 さやか 日時: 8:32 PM |
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blog title 台湾へ帰国 May 16, 2006

ながーいバスと飛行機の旅を終えて、ようやく台北へ辿り着いた。去年の秋までここに2年間住んでいたので、懐かしいというか、感無量である。私に台湾を語らせると、観光大使か?!というほどベタぼめになるが、空港を利用する度に「台湾って外国人に優しい」ということを再確認する。ついてすぐパスポートチェックのところで、前のビザが延長されたまま処理されていなかったことがわかり、オフィスで書類手続きがあった。NYの空港の愛想の悪さに慣れすぎているのか、台湾移民局の人たちに優しくされるとびっくりする。「台湾で何してたの〜?中国語上手だね〜、アメリカで勉強してるの〜、そりゃえらいもんだ」みたいなノリで、にこにこと話されるので「台湾最高」という私の偏見がさらに強まるのであった。

さて、これから言語が思いっきりチャンポンな生活が始まる。こちらにいる間、台湾に住む日本人、台湾人、アメリカ人の友達や知り合いにお世話になるので、何語で話せばいいのか頭がこんがらがる。とりあえず前の職場に連絡を入れたら、「歡迎回娘家!」とお嫁にいった娘が帰ってきたかのように歓迎された。台湾社会の住み易さはまたの機会に書くことにして、やっぱりこの人懐っこさは何よりの財産だと思う。

投稿者: 茶谷 さやか 日時: 3:57 PM |
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blog title アメリカ人女性の主婦率 May 15, 2006

アメリカの女性の社会進出は進んでいるか?という問い、色んな基準があるからどの国より進んでいるとか一概には言えないが、私個人的な意見としては、『女性が強い割には社会規範は古い』。恋愛関係なんかにおいては女性が強かったり、平等意識が強いとは思うけれども、社会進出となると...あんまり進んでないと思う。結婚すると退職して家庭に入るパターンがとっても多い。それが悪いとは言わないが、制度的に色んなオプションが自由に選べる訳でもない(残業や週末出勤が多かったりとか)し、(地域にもよるけど)一般的に女性の主婦化を強制する雰囲気というか規範というのが強そうだ。相方と私の友達で、とっても面白い記事を書くフリーランスのイギリス人ジャーナリストがいるが、奥さんは建築家で世界中飛び回り、5歳と2歳の女の子の世話のために、彼はアメリカでStay home Dad、いわゆる「主夫」をしている。当たり前だが彼は子供の世話も家事もとっても上手だ。前に遊びに行って色々話を聞いたら、主夫は「まだまだ白い目で見られる」らしい。他にも例えば先の大統領候補選で、Deanという民主党候補者の奥さんがお医者さんで、忙しいので選挙キャンペーンに参加しなかった時、私は「いいねー、かっこいいねー」と思ったが、支持者からものすごいバッシング。最後には奥さんもメディアの前に出てくるはめになった。医者の仕事の方が大事だと思うんだけど、その辺の『妻として』みたいな社会的期待は一体なんなんだ、と理解できない。かといってご存知の通り日本の方がいいとは絶対言えないけど、結構アメリカは女性の権利で進んでいると思われがちなのでちょっと修正。

あと1時間でバスにのり、飛行機にのり、台湾だ!

投稿者: 茶谷 さやか 日時: 12:46 AM |
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blog title 採点とバイバイ May 13, 2006

昨日自分のTAの授業での試験監督をしたが、あさっての出発までに採点を終わらせようといま荷造りと採点の間を行ったり来たりしている。採点はTAの仕事の中では一番大変(面倒)だ。実は来年は学校のアジア研究所(これを読んでいるスタッフの方、こんにちわ)の面白そうなプロジェクトのほうに駆り出されることになったので、採点などのTAの仕事はとりあえずしばらくしなくてよい。と思うと少ししんみりする。

今日は学校でプログラムの友達や教授と長い夏休みの前のお別れの挨拶を重ね、夜はKikoちゃん(大学時代よりの友人)とお食事。学生の醍醐味は長い長いお休みだから、皆色んなところで色んなことをする予定だ。研究内容からいって当然と言えば当然だが、治安の悪いところ、紛争地帯や社会の僻地に現地調査しにいく友達が多い。秋にどんな話が聞けるのか楽しみだけれど、とりあえず無事に帰ってきて欲しい。

投稿者: 茶谷 さやか 日時: 2:21 PM |
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blog title おめでとうな日 May 12, 2006

フィールドにもよるし、もちろん学校や人にもよるけれども、アメリカの文系博士課程って修了するのに結構時間がかかる。最短5年、平均7年、10年もざらだ。何カ国語も習得しなければならなかったり、何年も現地調査しなくてはならなかったり、または途中で他の仕事をしたりと理由は色々だ。また、共通の制度として、博士総合試験というのに合格しなければならないので、自分のリサーチを始める前に2、3年その準備に費やすというのも、ヨーロッパの博士課程と違うところだ。総合試験のやり方は学校によって異なる。うちの場合は2つのサブフィールドでそれぞれ、8時間筆記、一週間後にそれを元に1時間の口述試験をする。1、2年生はこの試験のプレッシャーがとっても強く、「今回何人落ちた、どの教授が厳しかった」などの情報が常に交錯する。私も確かに来年訪れる試験が気にはなるけれども、基本をしっかりおさえた研究者を育てるには優れた制度だと思う。

一般的な話から転じて私的な話になるが、今日うちの相方がこの総合試験に受かった。彼の学校の歴史学博士課程は口述試験のみだが、4フィールドを一日でやるので準備が大変そうだった。これで無事ABD(All But Dissertation) である。

投稿者: 茶谷 さやか 日時: 11:03 AM |
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blog title 大学生の家族を救え May 11, 2006

教える立場になってから、生徒たちの愉快な発言、ペーパーや試験内容をTA、教授間で笑いの種にすることがしばしばある。そんな陰で笑うなんて意地悪な!って言われるかもしれないけど、試験の採点は結構大変なので、笑いの一つや二つないとやってられない。

最近友達が送ってくれたリンクで、The Dead Grandmother/Exam Syndrome and the Potential Downfall Of American Societyという生物学者の書いた記事がものすごく笑えたので、ちょっと紹介したい。この記事は、過去20年間、生徒のおばあさんが亡くなる確率(もちろん生徒による報告)が試験のない時、試験の直前、生徒の成績とどう関係しているか、統計をとって分析している。結果、試験のない時に比べて、中間試験の前は10倍、期末試験の前は19倍の確率で、生徒のおばあさんが亡くなることが判明。また、生徒の成績が悪いほど、おばあさんが亡くなりやすいということがわかり、試験がない時のA候補の学生に比べて、期末試験前のF(落第)候補の学生のおばあさんは、50倍の確率で亡くなっているらしい。
グラフを抜粋:

この記事の後半は更におもしろく、このデータが正しいと*仮定*して、どういう因果関係が働いているのか、ということをアレコレ考察している。仮説は、まだ家族の絆が強く出来の悪い孫の試験を心配して心臓麻痺をおこしてしまうから?ではなぜおじいさんじゃなくおばあさんばかりなの?そもそも何人おばあさんがいるの?という問いから、ああ、離婚率が高いから結果的におばあさんが増えるのかも、などと話は膨らむ。さらにこの現象が年々勢いを増して「死亡インフレ」がおこっており、このままだと大学生の家族が危ない。というわけで記事の最後に3つの解決案:1.試験を廃止する、2.大学入学を孤児だけに認める、3.大学に行っていることを家族には内緒にさせる。

1.がいいかな、個人的に。

投稿者: 茶谷 さやか 日時: 1:33 AM |
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blog title お疲れ自分 May 10, 2006

統計学(Econometricsといわれる種類)の試験が片付き、ペーパーも出し終わったので今学期は終了である(採点を除く)。統計学の試験のあと、頭が完全にフライ。夜同じく試験の終わった友達をつれて家に帰ってきたあと、映画を見ようと思ったがそんな気力さえなく、何もすることができずダラダラと資本主義のもたらす悪と法律の不平等さについて皆で愚痴をたれた。今日は早く寝るぞー!目覚まし時計かけずに寝るぞー!と思ったのに、悲しいかな、3時まで寝付けず、しかも8時に目が自然にさめてしまった。

投稿者: 茶谷 さやか 日時: 1:55 AM |
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blog title 知識人が読むものと言えば。。。 May 8, 2006

日本の書店でよく見かけるアメリカのニュース・オピニオン雑誌は、Time MagazineやNewsweekだろうか。総合ニュースマガジンとしてこの二つはアメリカでも人気があるけれども、どちらかというと一般大衆向き、アメリカのトレンドや話題のニュースを知るにはいいが、いまいち深みにかける。ほかにも雑誌屋さん(というのがよくある)にいけば、色んな種類、背景、政治色のニュース雑誌がおいてあって、ターゲット読者の違いがよくわかる。

うちのルームメイトは二人とも立派なプロフェッショナルで、一人はThe Economist(イギリスの雑誌)を、もう一人はThe Atlanticを購読している。The Economist(名前のイメージと違って政治ニュースも豊富)は私もプロフェッショナル修士プログラムにいたころ愛読していた(というか読むようにしていた)し、今でもニュースのキャッチアップのためよく読む。何が良いかと言うと、各国の主要ニュース、その歴史的背景や主な議論が適当な長さでまとまってある。The Economist自身の意見がハッキリしていてそれに反対することも多いが、情報自体はしっかりしていると思われる。ルームメイトは仕事で世界情勢を広く浅く知ることが大切なので、The Economistは最適なんである。The Atlanticのほうは、ある事件や歴史背景について、(多分ほとんどフリーランスの記者が)とことん調べた読み応えのある長い記事が売りだ。歴史ある雑誌なので過去の知識人や政治指導者が色々記事を提供しており、たまにその復元記事を読むのもおもしろい。

前にも書いた通り私の相方はボストンで歴史学の博士学生をやっているが、最近の彼のお気に入りは、The New York Review of BooksLondon Review of Booksである。学術界の人間にとっては、世界で何が起こっているか、だけでなく、それが誰によってどのように分析されて、どんな議論が発展していて、その議論にどういう落とし穴があって、誰がそれに反対しているのか、を知ることが大事だ。この二つのレビューは、その道で有名な学者たちが新しく出版された本を比較・批評するもので、分析もディープ、たまに学者同士の個人的な対立なども垣間みれる。どうやら学術界の大御所たちもここに載るレビューをかなり意識しているみたいだ。

投稿者: 茶谷 さやか 日時: 1:47 PM |
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blog title 慣れたくない味。。。 May 7, 2006

ブログの世界についてはやっぱり思想色が濃くなりそうなので控えることにします。

アメリカの食品っていうとどういうものを想像するだろう。私の中では、小さいとき父親がアメリカ帰りに買ってきた(って本人は忘れているだろうが)、子供用の歯磨きペーストのセット。これがアメリカ食品(じゃないけど)の代表。子供用だとはいえ、これで歯がきれいになるの?!と疑問になる甘いゼリー状のペーストだった。かといっておいしいかと言うと...うーん、微妙な味。本能的になにかいけないもの口にしているような、そういう感じだったかな。

こちらもオーガニック自然食ブームとはいえ、標準的なレベルで『人工の味』が非常に多い。最近ではまた違うのかもしれないが、日本で「懐かしい味」というと決まって素朴な体に優しい食品を想像する。アメリカでは懐かしい味のほうがものすごい体に悪そうだったり(キャンディーとか)する。授業でよく生徒がお菓子を持ち寄ることがあるが、その中でも「ぎょっ」とするような色形、どこからどう見ても人工食品です!みたいなものがたくさんある。が、怖いものでそういったものにも人間慣れてしまって感覚が麻痺するんですね。この間Twizzlersという毒赤く長細いゴム状のキャンディに手を伸ばしていくつも食べている自分にはっと気付き、長らく自己嫌悪に陥った。

さきほどルームメイトがポテトチップス食べる?と聞いてきたので一枚もらったら、チップの上に文章が書いてある。「なにこれ?!」ってびびっていたら新しいプリングルスの一種だそうで、豆知識クイズが全部のチップに載っている。その名も、「プリングルス プリント」

日本で売り出すのかどうか知らないけど、なんというか。着色料はなるべく控えめに、とかいう発想はないのだろうか。しかしルームメイトは「Isn't it cool?」とお気に入りの様子なので、マーケット戦略として正しいのだろう。

投稿者: 茶谷 さやか 日時: 12:09 PM |
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blog title ところで May 6, 2006

ここで話してませんでしたが、5月14日より台北、29日よりソウルでリサーチです。従って、最後の1ヶ月はアジアよりお届けです。

投稿者: 茶谷 さやか 日時: 10:16 AM |
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blog title ブログを書くこと May 5, 2006

今日はブログの世界のことについて。世の中ブロガーだらけ、ブログの目的や内容もそれぞれ異なることだろう。実は私も複数のブログを持っている。ここのブログは一時的なものだし、完全に私的な空間でもないので、極端な意見は避けている(つもり)。私個人のブログは(グーグルで名前を検索すると出てきます)世界各国にいる友達に近況を知らせることを目的として始めたのだけれど、最近は「今日考えた不思議なこと」や、自分の専門分野について考えたことなど、割と自分の立場をはっきりさせて書いている。

ブログやウェブで個人的な思想や情報を公表してしまって大丈夫なの?と聞かれることがある。ブロガーとしてのリスクは確かにある。変なところでリンクが貼られてしまったり、思想的に対立するウェブサイトの要注意人物リストに載ってしまったり。もっと重要なのは、保守的なアカデミアの中にはブロガーが嫌いな人もいて、それが大学での就職に影響することもある。そういうリスクを負いつつも、私はブログに自分の考えを書くことで得ることの方が多い。まず、あるトピックについて論理立てて考えたり、それを文章に表現するのが早くなる。論理立てて考えるとき英語で書くことの方が多いが、始めた頃に比べて早さも量も進歩した。ブログで自分の考えをまとめるので、友達と議論になったときも筋の通った話ができる。第二に、自分の議論や一時的な結論を示し、それに対するコメントから学ぶことが多い。ブログの内容はあくまでインフォーマルで一時的な結論であるから、コメントをもらい考えが変わったとしても問題ではない。この点はたくさんのPhD生が将来の就職に影響するかも、と特に心配することであるけど、議論のたて方を試行錯誤していくことは恥ずかしいことではないと私は思う。

<次に続く...ブロガーの世界>

投稿者: 茶谷 さやか 日時: 11:39 AM |
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