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blog title ピンチのときは April 17, 2006

ペーパーを書いている。というか書こうとしている。内容に興味がある人のために一応テーマを記すと、軍隊と国民国家の関係を近代主義、ポスト近代主義の両方から解釈しようとしている。もうちっと簡単に言うと、「なんでみんな国家にとって軍隊は必要不可欠だと思うようになったのか?」という問いについて、非常に抽象的なレベルでアレコレ考えているんである。テーマ自体が壮大で一生分の学業生活をかけて探るつもりのお題なのに、教授にそそのかされて、いえ、励まされて今からとりくみ始めた次第である。あまりに興味がありすぎて、考えがぐるぐる回り、まとまらない。これからの学業の理論的基礎になるかと思うと、なにやらプレッシャーも大きい。しかも今週ドラフト提出である。ピーーーンチ!!!

そう、ピンチのときは、同志と話すべし。友達はジェノサイド(大量虐殺)についてペーパーを書こうとしている。しかも私と同じく思考回路のグルグル現象でピンチのようだ。そこでお互いが考えているところ、つまづいているところなどを吐き出すように話してみた。するとびっくり、私の知識が彼の、彼の知識が私の問題点を解決。いきなりBreakthroughである。

といっても書き始めたら絶対また壁にぶつかるんだけど。。。その時はまた色んな友達と情報交換しよう。


投稿者: 茶谷 さやか 日時: 10:07 AM |


コメント

3人の子持ちの42歳の主婦です。
いつも(たまにですが)ブログを楽しく読ませて頂いています。

近代主義、とかポスト近代主義とか??チンプンカンプンですが、テーマに興味があったので出てきました。

戦後日本に軍隊がなくなって、自衛隊になり、その社会で育った子ども達は私も含めて曖昧ながらも軍隊のいらない平和な国家を望んでもいるし、そうなって欲しいと願っていると思います。勿論争いのない平和な社会なら軍隊は必要ない筈です。

でも実際には世界の国際関係ではそういう風に思っている日本人のような国民は少ないのではないでしょうか。以前、イスラム教の紹介の本に、モハメッドは国内で人々が盗み合いをしていたので、それを止めさせ、聖戦として海外から盗んでくる方法を取ったとありましたが、それに近い事が今でも行われている事を考えると、軍隊はまだまだ必要不可欠ではないかと思ってしまいます。

また軍隊は軍事国家でなくとも国家の力の象徴にいつでもなり得ると思うのは、例えば私の住んでいる国ではクーデターが起こると軍隊がついた方が勝つ為、政権転覆などは政治手腕がある人には可能な話なのです。

アメリカ人は多くの人が平和を願っていて、多くの人が自分の人生を犠牲にしても他者の為に何かをしたりする良い文化があるように思いますが、その反面、軍事に多大なお金をかけ、映画などでは軍人を崇める様な国民性も伺え、またテレビのゲーム番組などには恥ずかしくなるような何も考えていないようなアメリカ人が登場し(それを見て面白がっている家の子ども達の頭の中も似たようなものですが)、面白い国民だなと思います。

主人がアメリカでLLMを勉強している時に初めてアメリカの地を踏み、子どもをアメリカの学校にやり、ホンの少しアメリカを垣間見ましたが、まだまだ私にとっては未知の国です。



菜の花さん、コメントありがとうございます。私が軍隊と社会の関係に興味を持ったのは、菜の花さんも感じられているような平和主義理念とナショナリズムの思想的矛盾や、いわゆる「血」や「犠牲」のイメージが作り出す強烈なイメージがおもしろいと思ったからです。私のペーパーは「日本人だから」「アメリカ人だから」という区別や、「軍隊なんていらないんだ」という意見はとりあえず横においておいて、国民国家のシステムなどをつくりだした近代というルールは一体何ぞや、なぜ(二つの世界戦争やジェノサイドが繰り返されたにもかかわらず)近代制度は近代以前より「平和的」で「妥当」だと思われているのか、というようなちょっと抽象的なことを考えています。

ま、そんなことはともかく、アメリカって不思議な国であることは確かです。どこにいっても謎はありますけどね、やっぱり超大国と言われる国なので、どうしても期待してしまうんですよね...。



>平和主義理念とナショナリズムの思想的矛盾や、いわゆる「血」や「犠牲」のイメージが作り出す強烈なイメージがおもしろいと思ったからです。

「おもしろい」はfunny の方ではなくてinterestingの意味で使われたんですよね、きっと。(ちょっと日本語の表現として読むと変な感じがしたので)

確かに平和主義理念とナショナリズムの思想の矛盾があるにも関わらず、それを矛盾に感じていない人、それが当たり前のように生きている人が殆どのような気がします。

>私のペーパーは「日本人だから」「アメリカ人だから」という区別や、「軍隊なんていらないんだ」という意見はとりあえず横においておいて、

ふむふむ。

>国民国家のシステムなどをつくりだした近代というルールは一体何ぞや、なぜ(二つの世界戦争やジェノサイドが繰り返されたにもかかわらず)近代制度は近代以前より「平和的」で「妥当」だと思われているのか、というようなちょっと抽象的なことを考えています。

実際に国民国家のシステムを作り出した近代というルールってあるのですか?

思えば、世界大戦の始まったきっかけなどを考えても、そのもっと以前の植民地が横行した時代を考えても、そして今の表面には一見現れないExploitationの仕方を見ても、表向きには違って見えても世界はあまり変わっていないなと思ってしまいます。

>ま、そんなことはともかく、アメリカって不思議な国であることは確かです

世界中見てもアメリカのような国は他にはないように思います。最近は子ども達の住んでいた地域でもアメリカ先住民の歴史とか伝統を大切にする授業など多くありましたが、人口から言ったらホンの一部の人達で、多くは移民から成り立った国で、しかもアメリカという国が出来てからまだ数世紀ですから。

私などは申し訳ないけれど、ここで子育ては絶対にしたくないと思ってしまいました。私達が住んでいた州だけで1年間に1000人もの子どもが誘拐、行方不明になっており、スーパーなどの壁に迷子の張り紙も多く、精神異常者のような事件も多く、そのせいで子ども達は自由に外で遊ぶ事は出来ませんでした。スクールバスまでの行き帰りも親の同伴が必要でした。

同じように危なくても、少なくとも今住んでいる国では、壁に囲まれたサブディビジョンの中では安全に遊ぶ事が出来ます。

おっと、話がそれてしまいました。
論文頑張って下さいね。また続きをアップして下さい。楽しみにしてます。



菜の花さんこんにちわ。
>実際に国民国家のシステムを作り出した近代というルールってあるのですか?思えば、世界大戦の始まったきっかけなどを考えても、そのもっと以前の植民地が横行した時代を考えても、そして今の表面には一見現れないExploitationの仕方を見ても、表向きには違って見えても世界はあまり変わっていないなと思ってしまいます。

近代は18、19世紀の啓蒙思想や産業革命あたりからの時代を指すので、菜の花さんがおっしゃる近代VS現代の違いはまた別の問題です。では近代VS近代以前に違いがあるのか、という問いは何千(万)人という学者が必死で答えを探そうとしているわけで、私がすんなり答えられるんだったら博士課程なんかにいなくてもいいわけです(笑)。

今はどちらにお住まいなんでしょうか?



Sayakaさん

丁寧なお返事有難う御座いました。

>近代は18、19世紀の啓蒙思想や産業革命あたりからの時代を指すので、菜の花さんがおっしゃる近代VS現代の違いはまた別の問題です。

なるほど…

18世紀頃以降が近代と言うと、それ以前の世界はちょっと想像がつきませんね。

それってゲルマン帝国の城の奪い合いの時代とか、日本の戦国時代とか、シェイクスピアに出てくるフランスとイギリスの戦いとか、昔の中国が日本に攻めてきた時代とか、まだ世界が丸いと信じられていなかった頃からとの比較でしょうか。

>今はどちらにお住まいなんでしょうか?

フィリピンのマニラに住んでいます。
もう結婚して16年こちらに住んでいます。夫はフィリピン人ですが、義母は純粋な中国人(こちらで生まれたので中国語は話せませんが、フィリピンの中国人は案外閉鎖的で、中国人以外の人と結婚すると縁を切ってしまう傾向があります)、義父は19世紀後半にバルセローナから渡ってきたスペイン人(兄妹二人だけで渡比された)の子孫で植民地支配の最後の頃に渡比してこられたのではないかと思います。

今のフィリピンの社会を見ると、スペイン人が400年近い統治の中でスペイン語を原住民に教えなかった為、カトリック国と言われながらも未だに根強いアニミズムが存在しており、木の精に取り付かれたとか、そのせいで死んだとか、ろくろっ首に近いお化けが出たとか、テレビのニュースで流れたりします。

またラテンアメリカなども同様の現象があると思いますが、スペインがもたらしたFeudal systemが社会に根強く残っており、人々は低賃金でも家族ぐるみで教育、医療の世話をしてもらえる雇い主を探し、そうでない雇い主に恨みをもったりする傾向にあり、そのせいで貧富の差がなかなか縮まりません。

また話がそれてしまいましたね。
ただのおばさんの話に付き合って下さって、お忙しいのに有難う御座います。久々に学生の頃に戻ったような気になり楽しかったです。

私もいつか子どもが成長したらまた大学に戻って勉強したいなと思っています。今はまだ1歳の末っ子がいるので、そうですね、60歳くらいになったら実現するでしょうか??でもその前に地域社会に貢献できる事をする方を選ぶかもしれません。



色んな場所で色々な経験をされているんですね。子育てしながらだと社会を見る目も違うんでしょう。またお話をきかせてください。



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