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今日はユダヤ教のPass-Overという祝日で、ユダヤ人のエジプト脱出(エクソダス)を記念する日である。うちのルームメイトは普段(食べ物以外)特に信仰のために何かする、というわけではないが、多分クリスチャンにとってのクリスマスみたいなファミリートラディションなんだろう、これだけはちゃんとお祝いするみたい。というわけで、ルームメイトA、 J、Aの彼女Dがお祝いする様子に混ざって一緒にご馳走してもらった。
ちゃんとした祝い方について色々説明してもらったけれど、おおまかにいうと、今日の日没より8日間パン、ご飯、パスタ、お菓子、コーンといったものは食べられない。そのかわりにマツォスというクラッカーを食べる。これは、エジプト脱出の際にパンを焼き上げる時間さえなく、急いで発たねばならなかった先祖に思いを馳せるためらしい。ディナーの前には、エクソダスがどうおこったかの物語を延々と読む。今日は簡易バージョンだったけれども、結構これがぐっとくるのである。お話の途中で「ワインを掲げ」や「マツォスを掲げ」などのインストラクションがあるが、その間に「リクラインしなさい」というのがある。なんじゃそりゃ、と思ったら、奴隷の身から解放された自由を祝う為に、リラックスした体勢をとれ、ということらしい。なんだか!感動してしまう!
Jと信仰について話していたら、彼の場合は特にユダヤの神を信じているというわけではないらしい。彼にとって、ユダヤ教の伝統を守ることは、65年前ハンガリーで、ユダヤ人であることで殺されてしまった、大叔父、大叔母さんたちに敬意を表するためらしい。ユダヤの文化と歴史って本当に複雑で濃い。

AとDが物語を読んでいるところ

JがPass-Overのディナーを作っているところ
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