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サウジアラビアで働くパレスチナ人のミハッドさんについて ずっと以前ブログでふれたが(2007年4月)今回の広州出張で久しぶりに再会した。
しかし、遠くリヤドから広州に到着して次の日の朝、展示会の会場で仕事の書類かばんを
盗まれたそうだ。
かばんには飛行機のチケット、とパスポートが入っていたそうで、その日の夜電話をした時開口一番に、
「パレスチナ人と日本人は中国人に嫌われているようだから、気をつけた方がいい」
と言っていた。
さて外国でパスポートを紛失するとどうなるか?
再発行手続きをしなければいけないのだが、そのためには領事館もしくは大使館へ出向く必要がある。
ミハッドさんの場合、パレスチナ人だがヨルダン国籍のヨルダンパスポート保有者なのでヨルダンの
領事館 或いは大使館へ行かなければならない。 ヨルダン領事館は中国にはなく、大使館は
北京にある。 広州から飛行機で約3時間。
その前にパスポートを紛失したことを証明するため、中国地元の公安局へ盗難届けを出さなければならない。 その日のうちに手続きをするために5時間費やした。そのうち4時間は待つばかりだったそうだ。
次の日は1日で仕事をすませ(一応仕事をしにわざわざ広州へきたので、用事は済まさなければならない)、その次の日北京へ発った。
その日はおりしも ギリシャから聖火が北京の天安門広場に到着する日で、北京市内の交通は あちらこちらでストップ、主要道路は数時間封鎖されており、大使館に着くまで時間がかかったそうだ。
緊急事態なのでパスポートは1日で発給される。
次の日、北京から広州に戻りそのまま香港の飛行場へ向かった。 香港発の飛行機でヨルダンへ戻るためだ。
本来なら家族と会社のあるサウジアラビアへ帰りたいころだが、ヨルダン国籍のためまず本国へ戻り
サウジアラビアの就労ビザを獲得してから入国が許されるのだそうで、ヨルダンで2-3日時間をつぶすことになるらしい。
この間会社が払ったお金は、リヤド-広州 往復の飛行機代、ホテル代、北京往復の飛行機代、ヨルダン行きの飛行機代等で合計US$10、000(大雑把に計算しても100万円!)。
一方 予定していた仕事は半分もできなかった、 と彼のボスであるレイモンドはとても深いため息をついた。(彼は一人で自分のビジネスの予定をすべてこなして広州を離れた。)
香港を飛び立つ飛行機に乗る前 ミハッドさんは「これで中国へ来るのは最後だ。」と言った。(この場合香港は中国に当てはまらない)
その後の様子が気になるので、何度か彼の携帯に電話をしてみたが、いまだにつながらない。
今まで出張に出るたびに何度も小さいけれども面倒な問題を起こしたミハッドさんに とうとう レイモンドの堪忍袋の緒が切れて首になったのかもしれない...............と心配しているところです。
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