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昨日の晩も家庭教師の先生は来た。
基本的には週に1回だが、
「時間があったらいつでもきて下さい」 と母が言ったため
本当にいらっしゃった。先生もお小遣いが必要らしい。
アンセンはおとなしく座って英語の勉強をしていた。
He, She, It など主格の代名詞。
日本にはこの人称代名詞の Heや She とかを使う習慣が本来ないので
日本人の子供にはわかりずらいようだが、中国語にはこれに対応するものがちゃんとある。
He = 他
She=オンナヘンに也
発音はどちらも「ター」
(ちなみに広東語では 「コイ」といい 漢字もつくりが<巨>となる)
なのでわかりやすい。
しかし昨日のアンセンの問題は <It>だった。
先生が <It>命のないもの (無生物)や動物に用いる。 と説明した後で
「赤ちゃんにも <It>を使っていいんだよ」 といったため アンセンが
「なんで?赤ちゃんも生きてるでえ~???」 と質問。
すると 先生は
「確かに生きてるけど 外国の人は赤ちゃんは動物みたいにかわいいと
思ってるから <It>を使うのよ」 などといったのだが、 アンセンは府に落ちない様子で
「ふ~~~~~ん????」 とだけ言った。
動物でも オス、メスがわかっていればにもちゃんと 愛情を持って He やShe を使うのが当然に
なっている。赤ちゃんの場合も 男の子か女の子か確かめて 適した人称代名詞を用いるのが
自然だが そういうことまでは 香港の学校英語では習わないようだ。
先生の威厳を保つため 今はとりあえずこのままにしておいて タイミングを見計らって
アンセンにはいつか話そうと思う。
では 香港では動物や赤ちゃんに対して愛情がないのかというとそうではない。
赤ちゃんを見ると ほとんどの香港人は目線が釘付けになり、笑顔で話しかけずにいられないし
かわいい ちいさな赤ちゃんをみると 「わあ~かわいい!!! 子豚ちゃんみたい!!」 などと
動物にたとえることがある。 赤ちゃんの場合は 子豚ちゃん とか お猿さんなどと形容されると
かわいい、愛らしいという意味で、 その根底には 動物の赤ん坊は<かわいらしいもの> という
概念がある。
(たまにアメリカ人の友人が憤慨していることがあるが。)
それで 恋人や夫婦の間でも 「コブタちゃ~~ん」 と愛称でよぶことがあるのだ。
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