|
今から10年以上前 私が6ヶ月ほど生活を共にしたカメルーン人の
アッソン家はご主人のスティーブンさんが英語圏出身。
奥さんのラオさんはフランス語圏のザイール(現在のコンゴ)出身で
英語の先生をしていたという。二人の会話は英語だが、彼らは当時
フランス語圏に住んでいたので 生活必需語はフランス語。
ちなみにカメルーンでは現地語が300以上もあり ちがう村出身では
全く言葉が通じないので 街中では英・仏語のどちらかが一般に話されている。
二人の間には当時 5歳の男の子と4歳の女の子がいた。子供が生まれた時から
父親はだいたい子供たちには英語で話しかけ母親は両方使っていたという。
結果 男の子は初めてのことばは英語で、女の子はフランス語で話し始めたという。
その後 男の子は普段 英語で話し、 女の子はいつもフランス語を使っていた。
一年後に 再び彼らを訪ねたときは上の男の子は英・仏のどちらも使い分けていた。
女の子は父親の話す英語は理解するけれども、決して話そうとしなかった。
同じ環境でも 子供の性格によってか 必ず同じように言語を習得するわけではないと
いうことが初めてわかった時だった。
|