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香港の社会通念では、大学生はエリートという意識があります。
それは大学の数が10校程度と限られており、(1990年に入るまではたった2校)成績優秀者しか入学できないため<門が狭い>というのが理由です。
芸術学院や、学位を取得できるCollegeが更に2-3校あります。
そこで成績がまあまあで、家族に金銭的な余裕があれば 中学からカナダやオーストラリアへ留学させ、現地の<広き門>を目指すというのが一般的です。(もちろんとても優秀ゆえに留学するケースもあります。)
ヘイヘイも中学はとりあえず香港ですが、成績がふるわなければ 中3くらいから オーストラリアで勉強させる ということです。アンセンは来年の夏、ミュンヘンにすむドイツ人の友人宅でホームステイをし、留学生活に耐えられるかどうか最初の訓練をするということです。
さて 憧れの”大卒”ですが この不景気では仕事が見つかるだけでも恩の字です。
現在の就職難では大卒オフィス勤めでも月6000ドル(約9万円)、8000ドル(約12万円)あればいいほうです。去年の今ごろは月12000ドル(約17.5万)でした。まあお小遣い程度は稼げるわけですが。
通常勤めて特別条件の良い会社に勤めたのでなければ、1年以上3年以内には辞め、次の職場へとキャリアアップしていくのが香港スタイルです。大卒なら当然上昇志向は強く、安定した職場、条件の良い会社を求めて30代までには2-3回転職するのも普通です。
一番人気は公務員など政府関係。(警察や消防署勤務などの肉体業務を除く)福利厚生、住宅手当、夫の医療費、子供の留学費まで負担してくれ、倒産・破産の心配がないとくればもちろんでしょう。
業務や役職により、条件は様々だそうですが。
以前、大卒なら職場は選り取りみどり、家族もみな将来安心鼻高々でしたが、今年は仕事が見つかりそうもない。
ということで海外留学をして更に修士や博士号を習得し、景気が回復してきた頃にキャリアをスタートさせようする大学生が増加の傾向にあるそうです。幸いドルやユーロ安のおかげで、海外の大学も学費が下がり、留学しやくなりました。
日本なら”留学”なんてまだ<お家の一大事>という感じがありますが、ここ香港ではまるでカルチャーセンターに習い事にいくかのようです。
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