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イギリスといえばもちろん紅茶です。確かに同じ茶葉でも日本で入れた紅茶とイギリスで入れた紅茶は違うのです。これはきっと水のせいですね。イギリスの硬水が紅茶葉に合っているようです。
余談ですがコーヒーで有名なスターバックスでも紅茶を頼むイギリス人も少なくありません。日本ではどうかわかりませんがこちらのスターバックスではたくさんの種類のティーバッグをそろえておりますよ。ぜひお試しください。
そんな紅茶で有名なイギリスですが実は昔はそうではありませんで、コーヒーも紅茶も等しく飲んでいたのです。それなのになぜ今はコーヒーではなく紅茶なのか。今日は1800年代のイギリスコーヒー事情についてお話いたします。

"Coffee Stall - Early Morning" 1872. Museun of London蔵
Description(説明): Men gather round a coffee stall, chatting and queuing up for coffee. The stall holder can be seen top left filling a mug from the urn(金属製のコーヒー沸かし). A lone woman stands on the right.
1820年代に関税の引き下げがあり、コーヒーの値段も下がったため日常的な飲み物へとなりました。1840年代後半にはロンドンに2000軒を超えるコーヒーハウスやコーヒーストール(コーヒーを入れる屋台のようなもの)が300軒あったそうで、イギリス人の紅茶年間消費量が650gだったのに対し、コーヒー年間消費量はなんと800gだったそうです。
それなのに30年後の1870年代前半のコーヒー年間消費量は450g、さらに10年後は350gと徐々に減少していき、もうコーヒーはイギリス人の日常的な飲み物ではなくなっていました。
こうしたコーヒー消費低迷の理由には大きく2つございまして、ひとつは1870年代以降、紅茶がインド産、セイロン産(今のスリランカ)の輸入の増加により値下がりし、逆にコーヒー豆の値段が高騰したからです。当時イギリスの植民地だったセイロンではコーヒー豆も作られてはおりましたが、害虫被害によってコーヒー豆から紅茶葉へと転向していったのでそれもひとつのコーヒー値上がりの理由になったのかもしれません。
そしてもうひとつの理由が、コーヒーにチコリ(キク科の多年草。タンポポに似ている)などの混ぜ物を入れて販売することが合法だったということです。
当時、イギリスに限らずチコリの根を乾燥させローストしたものがコーヒーの代用品として世に出回っておりました。チコリはたくさんの糖分を含んでおりローストしている段階でカラメル化し、コーヒーに似た色と苦味が生まれたのだそうで。
1830年代からすでにチコリ混入の規制については議論されていました。そして大蔵大臣が1853年にパッケージにチコリ混入とちゃんと明記すれば販売可と条件を出しました。
しかしこの条件の欠点はチコリの含有量の規制がなかったことですね。
それを悪用して「純コーヒー」と名乗ったものでも25%以上のチコリが混入されていたり、「チコリ混入」だと書かれてあっても一体どれくらい混入されているのか消費者はわかりませんでした。
そんな高くて不純物が含まれているコーヒーなんて飲まなくなるのは当然といえば当然です。そして今でもなお、イギリス紅茶の勢いは衰えを見せておりません。
フランスではエスプレッソを、イギリスではブラックティーを。

"A man with a barrel organ and a coffee sellar" 1828. Museun of London蔵
Description: A street musician with his instrument, and a woman running a coffee stall.
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こんにちは。
今ちょうど英語タウンで、高橋さんのブログと僕のが紹介されているので、遊びにきました。
いやいや深い内容のブログですね!!胸を打たれるものもありました。画像もたくさんあるので、イメージしやすいし。
チコリは、あまり良くないものなのですか?
それとも単純に、不純物の無いコーヒーを飲みたい人が多いということですか?
イギリスは良い国だそうですね。是非一度行ってみたいと思っています。イギリスのアクセントも上品でいいですよね。
僕はテニスが好きで、先月はウィンブルドンをずっとテレビで見てました。
また遊びに来ます。