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人々は少しでも天に近くありたいということで建てようとしましたバベルの塔。しかしそんな考えが神の怒りをかい、神は完成させずに壊してしまった。
そして人々をばらばらの土地に移し、交流できないように違う言語を教えたと。
なんていうお話を聞いたことがあると思います。
しかしこれは大きな間違いでして、もともとバベルの塔というのはある王国を作るためのものだったんですね。巨大な権力の象徴として大きな建造物を作るのです。
神様はそのバベルの塔を建てている様子をじ~っと見ていました。そこにひとつ、悪の姿を見ました。その悪をやってのけようと人々は一致団結し、より大きな悪を生み出していたと。
「一致団結」というのは普段はいい言葉ですが、もちろん悪いことにも使えてしまいます。
そしてそんな悪意の一致団結というものはいずれは崩れてしまうもの、やがて内部分裂が起こりました。ですからバベルの塔は完成しなかったのです。神様が壊したわけではないんです。
さらに「違う言語」のことですが、これは人それぞれ違う言葉で話しているから通じないんだ、という「自分主義の考え」からきているもので、バベルの塔の話で本当に伝えたかったこととは「たとえ言葉が通じなくても一人ひとりが歩みよって相手を理解しようとすれば心は通じるんだ」と言いたいのです。
なぜこのような話をしたかといいますと、先日ロンドンで起こりましたテロ未遂事件がきっかけでございます。
私はテロを起こそうとした人々を悪だとは思っていません。これにはかなりの歴史的背景や宗教的背景が入り混じっておりますので私のような何も知らない者が、ただ「悪だ」とは言えないでしょう。
言っておきますが私はテロ行為を肯定しているわけではございませんよ。
ただ私が言いたいのは私も含め、一人ひとりが歩み寄って相手のことをもっと理解できたらなぁと。
「テロ反対、戦争反対」という一歩的な思いだけでは解決しないんではと思うんです。お互いの立場を理解し合える場が欲しいなと願ってやみません。
今回は目撃情報と素早いロンドン警察の活躍のおかげで爆発物は処理され誰一人失うことなく終わりましたが、まだまだ気が抜けませんね。
毎年夏に何かが起こるロンドン。しかし平和解決の道はきっとあるはずです。
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