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今回はちょっと歴史のお話をさせてください。
私はテキスタイル科で勉強をしているので布に関するお話です。
長くなりすぎるのもあれなので、大まかに話させてください。
イギリスではプリント地の布、キルトなどが有名です。
プリント地といえば、ウィリアム・モリス(William Morris1834~1896)がデザインしたプリント布や、リバティデパートの顔とも言われるリバティ柄布がみなさまに親しまれております。
キルト地といえばスコットランドの民族衣装のタータンチェックの織布ですね。
今回はスコットランドではなくイングランドの布の変化の始まりのお話。他のヨーロッパの国の間でもなにかしらありましたがイングランドのお話だけいたします。
話はさかのぼって1600年、インドに東インド会社を設立したイングランドはコットン布や茶をメインにインドと取引する一方、徐々にインドを植民地化していきました。
実はインドは昔から綿の産地で、インドの綿布は良い品質のものでした。
しかもインダス文明の頃からすでに発色のいい美しい色の染料を発明していたそうですから、色の鮮やかさでもすばらしい布がインドで作られておりました。
インディゴブルーというのはご存知でしょうか。あの深い青はインド(又は周辺)が発祥の地なのですよ。
これらの布はインド更紗と呼ばれています。

その当時、ヨーロッパで作られた染料はとても淡い色のものばかりで、なかなか鮮やかな色のものは作れなかったそうで、インド更紗に目をつけたイギリス人(他ヨーロッパの人々)は直ぐにインドと貿易を始めます。
もちろんインド更紗は安い値で売られ、強制労働のもとで作られていましたので貿易とは名ばかりですが。。。

そんな一方、イギリスではインド更紗は大流行しまして、インド更紗のドレスや家具などが上流階級の人々のブームになったのです。
画像はVictoria & Albert Museumのホームページから抜粋させていただきました。
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