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December 9, 2009
blog title 上下

山形から東京へ行く電車は「上り」
新大阪から東京へ行く電車も「上り」

東京へ向かう道路、線路、空路はすべて「上り」
その逆はすべて「下り」

イギリスで北へ向かうのは「上り」
南へ向かうのは「下り」

例えばロンドンから南のブライトンへ行くなら
「go down」
ロンドンから北のエディンバラへ行くなら
「go up」

そう比べてみると
よほど江戸の街というのは日本にとって
大きな存在だったんだなぁと実感します。

こんな何気ないところから
各国々の歴史の違いというものを
改めて発見できておもしろいですね。

これは私の予想ですが
もともとは4つの国があった英国

イングランドの首都ロンドンへいく際に
スコットランド人は「go up」って言うでしょうか?

ひとつの国であった日本(本州)
江戸で統治する江戸幕府
この地が上にあらずしてどこにありますか?

まぁその国の王様(将軍)の
どこに重きをおくかの思想の違いからかも?


もしかしたら電車に乗るとき
日本を旅する外国人旅行者は
この日本独特の「上り下り」定義に
少々混乱しているかもしれませんね。

という私も地方から地方への
上り下りは感覚的にしか理解していませんけども。

投稿者: 高橋 加奈 日時: 7:14 PM | コメントを書く


November 2, 2009
blog title エジプト綿のお話

GIZA(ギザ)という最高級な綿がございます。

主に綿の良し悪しというのは繊維が長いか短いかと繊維の細さ太さにあります。
例えば繊維が短かったら、糸にするときその分繊維の足がでて毛羽立ちが目立ちますが
繊維が長ければうまくまとまって撚りにかけられるので毛羽立ちはなく、つるんとしっとりとした糸に仕上がります。
さらに繊維が太ければきめ細やかさのない糸になって、細ければなめらかで光沢感のある糸に仕上がります。

そんなGIZA綿の中のGIZA45という種類は超長綿の最高峰
綿だからって甘く見てはいけません。

GIZA綿の生産地はエジプトのギザ地方
ギザの3大ピラミッドのあるところです。

エジプトのモノカルチャーとして生産されてきたエジプト綿。
19世紀ごろから本格的に生産されるようになっていきました。

ちなみによく服屋さんで聞く人は聞いたことがあると思いますが、スーピマ綿というこれも高級なアメリカの超長綿で、これを使った服が最近多くなっています。
某有名なカジュアル衣料店の服の一部にもスーピマ綿は使われていますのでぜひ超長綿の肌ざわりを確かめてみてください。

さて、残念なことにGIZA綿はもう生産されないことになりました。

綿というのは安価で誰もが知っているメジャーな素材ですが、実は綿生産はすごい時間と費用がかかっております。

特にGIZA綿は最高級ランクですから、その品質維持のためにじっくりじっくりと時間をかけて育てられます。
そして収穫し終わった綿の畑は栄養が綿花に取られ痩せているため、その畑を2年休ませてから次の綿花の栽培を行います。

でもこれではその休ませている2年間はお金になりません。
なのでバイオ燃料の原料になるトウモロコシの生産に切り替えるとのこと。

こんなに時間がかかって高いだけの綿よりも、生産性のあるこれからの燃料を作った方がいいということで、綿の畑はトウモロコシ畑に変わるんだそうです。

石油に変わる燃料として次々と開発されるバイオ燃料は、もとは余っているものから作る燃料として開発されていたはずだったと思うのですが。。。

最近はバイオ燃料のせいなのか、食用のトウモロコシの値段も上がってきているそう。
どっちが大事なんて私は決められませんが、ちょっと寂しいなって思うのです。

まだ1,2年分のGIZA綿はあるようなので、もしGIZA45で作られた服を見かけたときはぜひ一度腕を通されることをお勧めします。

cotton.jpg

投稿者: 高橋 加奈 日時: 7:52 PM | コメントを書く


August 10, 2009
blog title 失敗から学ぶのお話

近世ヨーロッパでは痛み止めとしてアヘンチンキというものがありました。

ぐずつく子供がいればアヘンチンキ
ちょっとでも頭が痛ければアヘンチンキ
とにかくけが、病気にはアヘンチンキ

痛みをすぐに消してくれるアヘンチンキ。それはそれは重宝されたそうです。

その当時なんてまだまだ医療も発展しておらず、今のように化学の知識も少ないので
アヘン中毒者が増えてやっとあぁ、毒だったのだと理解でき
今現在、使用禁止ということで法律は私たちをアヘンから遠ざけてくれました。

これはきっとアスベストとも一緒でしょう。
そして他の麻薬とされるものもそうなはず。

例えば、日本では麻薬の部類と分けられ違法とされる大麻。
いろいろな噂や知識が飛び交っていますけれど。

その前に日本は禁煙ルームなのです。

とあるビル内の禁煙スペースでたばこを吸う人がいますか?

それと一緒。
欧米のとある国では合法なんだよって言って
日本に持ち込み育てて吸って。

それはつまりとあるビル内の
2メートル先は喫煙スペースだよって言って
2メートル手前の禁煙スペースでたばこを吸っているのと一緒。

違法なんてあたりまえだけどそんなことよりも、人としてのマナー違反なんだってこと。

たばこも吸えてお酒も飲めて
眠らない街にはたくさんの娯楽があって
戒律にも何にも縛られていないのに

それで何が不満なの?

こういうときにはお母さんのマジックワード
「よそはよそうちはうち」

ちっちゃいころそうやって怒られたことありませんか?

投稿者: 高橋 加奈 日時: 7:17 PM | コメントを書く


May 25, 2009
blog title 断食のお話

プチ断食というものが日本にもあるようですけれど。

もともと断食というのはイスラム教のラマダーンを指していまして、
これは太陽が昇っている時間のみ何も口にしないというもので
夜になれば、水も食べ物も食べられるのです。

食に対してのありがたみを改めて感じるために、というのが理由の一つです。
さらにはみんなでラマダーンをするので、苦しいけれどみんなも同じ気持ちなんだ、だからがんばろう、という団結の心も生まれます。
日が暮れてみんなで食べる断食明けの夕食は格別なものでしょうね。

さて、私の知人に健康のために今5日間の断食をしている人がいます。
その人はラマダーンのようにではなく朝も夜も水だけで過ごしました。

きっかけはとあるフランスの紳士の話を聞いてから。
代表の友人でフランスでの仕事で出会った、それはそれは素敵な紳士です。

そんなフランスの紳士は断食を年に何度か行っているそうで、
しかも断食の期間はなんと1ヶ月。水だけで生活します。

彼の断食をする理由として、
「食べ物をたとえたくさん食べたとしても、人が必要なものはほんの少しのエッセンスにしか過ぎないんだよ。他のものはすべて体から出される。
毎日おいしいものをお腹いっぱい食べてたら、体は何が大事なエッセンスで大事でないものなのか分からなくなってしまう。だから断食をして、どのエッセンスが必要なのかを思いださせて、自分の体の中に食べて貯めたエネルギーを自分の力で効率よく消費させるんだよ。
そしてね、頭がすっきりするんだ。余分なものをなくしてすべてをクリアにできて、精神が研ぎ澄まされるんだよ。心も落ち着いてくる。だから断食はするべきなんだ。」

私が説明するよりは本当は直接彼から聞いた方がぐっと心にくるのですが。
いかんせん食べ物が大好きな私はなかなか始められません。

私の見解ですが、断食をすることとはある意味生命の危機でもあります。
人は危機を感じるととりあえずその危機から逃れるために何かしらの行動をとるはずです。
その行動によってはその人の真の性格などがわかるようですが。

つまり断食は、どんな危機を感じても焦ることなく、我を乱さずに、落ち着いて頭を使えるようにする訓練でもあるんですね。

魅力的に聞こえてならない断食ですが。。。
私はいったいいつになったら始められるのでしょうか。

投稿者: 高橋 加奈 日時: 4:37 PM | コメントを書く


April 27, 2009
blog title 暦のお話

今、世界は2009年4月。
世界中グレゴリウス歴で統一されていますので、どこに行っても2009年4月。

思えば不思議ですね。紀元前のバビロニア王国をはじめ、いろんな土地で発展していった国々独自の暦が今は一つになっています。

しかしグレゴリウス歴で統一されているといっても、今でももちろんユダヤの人々にはユダヤの暦が、イスラムの人々にはイスラムの暦があります。

今、ユダヤ暦では5769年。昨年9月30日で新年を迎えました。
今、イスラム暦では1430年。昨年12月29日で新年を迎えました。

太陰太陽暦のなごりで、中国にはChinese New Yearがあります。今年は1月26日でした。

そして日本にも年号というものがあります。
今、世界は2009年ですが、日本では平成21年でもあります。

さらに日本には皇紀というのもあるのをご存知ですか。
ちなみに今は皇紀2669年です。

皇紀元年は神武天皇が即位した年、西暦ですと紀元前660年に当たります。
皇紀というのは明治5年に定めたものらしくそんなに歴史あるものでもないようで、明治から終戦の年まで皇紀はよく使われていたそうです。

神武天皇自体があいまいでまだまだなぞに包まれていますが、天の瓊矛(ぬほこ)で世をかき交ぜ、矛を引き上げたときにできたしずくの島で、いろんな神様が今の日本の原点を作ったという日本神話にもでてくる神武天皇の存在。

嘘か誠かなんてわからないけれど、神武天皇の生い立ちを日本神話、または日本書紀では高天原から降臨した瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)のひ孫だと伝えられているそうです。

そんな神武天皇が即位した年を皇紀元年にするとはなんともロマンがありますね。

きっと神武天皇が生まれる前にも日本列島で生活していた私たちの祖先はいるのでしょうけれど、
とりあえず、オフィシャルの日本の暦では日本は2669年の卯月なんです。

投稿者: 高橋 加奈 日時: 2:16 PM | コメントを書く


March 24, 2009
blog title アブサンのお話

みなさまはアブサンというお酒をご存知でしょうか。

私は大学で作品制作のためになにかいいアイデアはないかと探しているうちに、たまたまかわいいなと思ったラベルがございまして、
それがアブサンのラベルだったというのがアブサンを知るきっかけだったのですけれども。

始まりは1700年代後半のスイスでお薬として作られたらしいのですが、誰でも安く手に入れられたため、19世紀ヨーロッパではかなり飲まれていたようです。アルコール度数もかなり強いので酔いたい人にはもってこいですね。

ただのアルコールなのに、近世ヨーロッパを描いた映画には絶対と言っていいほどエメラルド色のアブサンが出てきます。その時代を描くには欠かせないものなのです。
ゴッホの絵にもよくアブサンの入ったグラスが描かれています。
バレリーナの絵で有名なドガの絵にもアブサンが、そしてピカソもアブサンを好んで飲んでいたそうです。

degas_absinthe01.jpg
L'absinthe (Dans un café) 1876
Edgar Degas

こんなにもひとつのお酒が近世ヨーロッパ史に頻繁に登場し、しかもその歴史の一部を作っているなんて。不思議ですね。

まぁいろいろなエピソードをお持ちだからですね。実際の原因がそうだ、という科学的根拠はないのでここでは割愛いたします。
実際今は、長い時を経てアブサンはまた太陽の日を浴びれるようになりましたので。

ニガヨモギを主原料とするアブサンはすごく特長のあるお味。Extremely herbyなので好き嫌いはっきり分かれると思います。
香草を使った食材やお茶が好きな方はぜひお試しください。すっきりなのにコクのあるおいしいお酒でございます。

ヨーロッパの歴史をぜひ味わってみてください。

投稿者: 高橋 加奈 日時: 9:00 PM | コメントを書く


March 18, 2009
blog title RERでのお話

2月にパリへ行ったときのお話です。

RERというOver Groundのパリ郊外を走る列車の中で、とある西洋男性が本を読んでいました。
たまたま私の目の先にありましたので、なんだろうと表紙を見てみましたら、

「HAIKU ISSA KOBAYASHI」

あら。なんとも馴染みのある内容だわ、と彼と目を合わせましたら
同時に彼も私のような東洋女性が表紙を見ていたものですからにっこり笑ってくれたんですね。

「俳句の本なんですね」と英国人なのかもわからないのに英語で聞く私。
「そうですよ。」と笑顔で英語で答えてくれた西洋男性。

ちょっと読ませていただいたのですが江戸時代の言葉は本当に難しいですね。
1ページごとにひとつの俳句、日本語の原文、ローマ字文、そしてフランス語訳。

「あなたは意味がわかりますか?」と聞いてみました。
「ええ、フランス語の訳がありますから。俳句好きなんです」と西洋男性。
「私にはさっぱりわかりません。残念です」と私。

次の駅が彼の降りる駅なようでまだまだ話したいけれどここでお別れ。
「これが僕のビジネスカードだよ。アーティストなんだ。いつかメールくれるかい?」
「日本帰ったら絶対メールします。どうもありがとう。お会いできてよかったです」

こんな出会いもあるんですね。
あまり彼は英語が得意ではありませんでしたが、それでも何かしら通じあうことはできます。
そんな西洋男性はパリに住むロシア人。
ヨーロッパの言語はもともとラテン語からの分身ですから、フランス語だろうとロシア語だろうとおおよそのニュアンスでいいんですね。うらやましいですね。

http://tarassov.free.fr

たった5分も満たないけど素敵な時間でした。
また会えるといいなと願います。

投稿者: 高橋 加奈 日時: 7:12 PM | コメントを書く


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