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俳優のデニス・クエイドと妻キンバリー・クエイドの双子の赤ん坊が、11月20日に緊急入院したと報じられました。
双子は代理母が11月8日に出産したばかりでしたが、マネージャーの発表によると誤って大量の抗凝固薬を投与してしまったとのことで、Cedars-Sinai Medical Centerの新生児ICUに緊急入院。一時は危険な状態だったそうですが、今は安定しているそうです。
そして今月に入り、クエイド夫婦は「抗凝固薬ヘパリン(Heparin)」を製造しているバクスター製薬(Baxter Healthcare Corp)を告訴しました。赤ん坊は回復したものの、二度とこのような悲劇があってはならないと告訴に踏み切ったとのことです。
裁判所に提出された書類によると、
「バクスター製薬は、血栓塞栓症の予防を目的とする抗凝固薬ヘパリン10 ml、と10,000 mlの2タイプを製造」
しており、
「ロサンゼルスのCedars-Sinai Medical Centerで、11月18日、通常10 mlのアンプルを投与するところ、クエイド夫妻の双子は誤って10,000 mlのアンプルを投与されてしまった」
とのことで、看護士がこの重大な過ちを犯した理由として、
「薬の内容や注意事項は、色のついた張り紙に書かれているため、読みづらい」
「10 ml、と10,000 mlの2タイプのアンプルは、同じ形・同じ色で、とても似ており見分けがつきにくい」
「新生児病棟に致死量にもあたいする10,000 mlのアンプルを納入した」
と、製薬会社が過ちを引き起こしたと非難。双子は今後も治療を続けなければならず。5万ドルの賠償金を求める、としています。
Cedars-Sinai Medical Centerは評判の良い大病院であり、実は事故直後に「3人の患者に抗凝固薬ヘパリンを誤って大量に投与してしまった」と発表していました。患者の名前は公表されていなかったのですが、このうちの2人がクエイド夫妻の双子だったと見られています。
さすが、訴訟大国アメリカ!こんな事でも訴えるの!?と思われる方も多いと思いますが、実は同様のケースはアメリカではかなり多いのです。
また、今年アメリカで一般的に使われている鎮静剤、新生児用/乳児用タイラノールなどのリコールがかかりましたが、リコールの理由は「明記された指定量以上を誤って与えてしまい、ERに搬送されるケースが多発しているため」でした。
新生児用タイラノールはとても小さく蓋についているスポイドで使用量を吸い上げ赤ん坊に与えるというものです。赤ん坊が高熱を出しパニックになっている母親や、複数の薬を飲ませなければならない場合、分かりづらいため「うっかり」規定の量以上を与えてしまうケースが多発したそうです。確かに、薬の容器が小さいため、字も小さく、アメリカ在住字にお世話になった小児科は大きな紙に明記された一覧表を「薬の容器に書かれているのは見難いので、これを参考にして与えてください」と患者の親に渡していたほどでした。
アメリカでは製薬会社や保険会社、そして病院に関する問題が山積みだといわれていますが、今回の件でもそれを垣間見たような感じがしてなりません。
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