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とうとう5日からスタートしてしまった全米脚本家協会(Writers Guild of America、以下WGA)のストライキ。
WGAは全米映画テレビ製作者協会(Alliance of Motion Picture and Television Producers、以下AMPTP)と3年間の契約を交わしており、その契約が10月31日に切れたわけですが、契約を更新するにあたってWGAは、DVD利益配当大幅アップとインターネットで配信されている作品の利益配当を条件に提示。AMPTPは、製作費だってUPしているのに、脚本家のDVD利益配当を倍以上にUPするわけにはいかない、インターネットだって安定したビジネスになるか分からず不安定であるため無理、としており夏から始まった交渉は平行線をたどり続けていました。
AMPTPとしては、来年6月に同様の不満を抱えている映画俳優組合(Screen Actors Guild、以下SAG)と全米監督組合(Directors Guild of America、以下DGA)とも契約を更新しなければならず、WGAの条件をすんなり飲めば、SGAとDGAが提示する条件も飲み込まなくてはいけなくなるため、踏ん張っているのです。
エミー賞を受賞した「30 Rock」の脚本を担当し、主役も演じているティナ・フェイは、脚本家の待遇をもっとまともにするべきだ主張しており、自分は脚本家としてはストライキに参加するけれど、役者としてすでに脚本のあるエピソード何話かを撮影すると語っていました。
ストライキがどういう影響をもたらすかというと・・・・・・
●映画
これはそうすぐには影響はできません。
●テレビ
まず、深夜トーク番組→昼メロの順に影響が出ます。すでに深夜トーク番組は、今後すでに放送された過去の分を放送することが決定しています。いわゆる再放送で、生放送を売りにしているため視聴者離れが懸念されています。
日本で放送されている人気ドラマは、早いドラマで今年末で脚本がきれてしまいます。ということは、来年の頭からシーズン半ばであるにもかかわらず、再放送に突入してしまうドラマが多く出てくることになります。
シーズン半ばで中途半端に終わってしまうと、視聴者がしらけて離れてしまう結果を招くでしょう。復活した際、どれだけ視聴者を惹きつけられるようになるのか、それこそ脚本家の才能が試されることになりそうです。
ちなみに再放送は英語でrerun(re=再び run=流れる・放送される)といいます。
●クルー
テレビドラマや番組がストップしてしまうこと=撮影に携わるクルー全ての仕事がなくなること、になります。役者や監督、美術やクローゼット、全てのスタッフたちがしばらく「無職」状態になってしまうのです。
●レストラン・店
撮影が行われていたスタジオ周辺のレストランや打ち合わせなどが行われていたレストラン、撮影グッズを流していた店など、ストライキは多くの人々に影響をもたらすことになります。
実は人気ドラマの中で一番最初に脚本がなくなりそうなのは「グレイズ・アナトミー 恋の解剖学」あたりではないかと見られています。スピンオフも順調で、のりにのっているのに(このスピンオフも脚本が今年末できれるとされています)ネットワークは歯軋りしているのではないでしょうか。
前出のティナ・フェイは、長年脚本家として活躍している先輩のコメントとして「最低でも数ヶ月、ストライキは続きそう」と語っていました。
WGAとAMPTP。双方が譲れない状況なのでしょうが、TVドラマファンとしては早く円満解決してもらいたいものです。
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