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毎年アカデミー賞の前夜にひっそりと授賞式が開催される「年間を通して最も最低な作品、役者に贈る」ラジー賞こと、ゴールデン・ラズベリー賞。
今年も2月24日に授賞式が行われ、予想通り最多ノミネートされた『氷の微笑2』が最多受賞となりました。
なんと、ワースト作品賞、ワースト主演女優賞、ワースト脚本賞、ワースト続編賞の主要4部門を制覇してしまい、財団代表に「他にも作品はあるというのに、『氷の微笑2』が票を独り占めしてしまった」とまで言わせてしまう有様。
受賞者には、8ミリフィルムの上に金色に塗られたゴルフボールサイズのラズベリーが乗せられた「どう見てもギャグ」としか思えないトロフィーが贈られるのですが、過去にこの授賞式に来たスターは、ハル・ベリーくらい。彼女はすでにアカデミー主演女優賞を獲得している「認められた女優」なわけで、しかも「授賞式に来ちゃった初の大物女優!」とあり、大ニュースとなったものです。前触れなく突然授賞式に現れ関係者を驚かせ、壇上に上がりトロフィーを握り締めて行った素晴らしいスピーチ(「母は私に良いことも悪いことも全て"ありがたく"受け入れるようにって言ったわ。だから来たの」「でも、二度とあんんたたちの顔を見なくてすむようにしたいわ」という内容)は、彼女の株を大いに上げ、ファンを増やしました。
でも、アカデミーにも振り向いてもらえない、人気はあるけど「演技」では認めてもらえない女優や俳優にしてみれば、ラジー賞は腹の立つもの以外のなにものでもないのです。
今年、ワースト主演女優賞に輝いたシャロン・ストーンも、もちろん授賞式には現れませんでした。
『氷の微笑2』は、もともと製作段階でもめにもめて裁判沙汰にまで発展。とりあえず一段落して、やっと製作されたと思ったら細かいシワなどの修正が入りまくりで「内容よりもそちらの方が気になりしらけた」、という人が多かったと思います。シャロン・ストーンは「顔にメスは(整形)入れない」と断言していたこともあり、ボトックスの注射くらいはしているでしょうが、あくまで自然体にこだわっているので「デジタルによる修正」に頼る結果となってしまったようなのです。
実は彼女6年前の2001年10月に脳動脈瘤(brain aneurysm)で緊急入院し、生死を彷徨ったことがあります。脳内大出血があったものの、幸運なことに後遺症もなく快復。2004年にも入院していますが、その後復活し『氷の微笑2』の撮影に入ったわけです。
彼女が、脳動脈瘤になった時、物凄い頭痛があったそうです。偏頭痛に苦しむ人は多いと聞きますが、しつこい頭痛や激痛を伴う頭痛は忙しくてもお医者さんに診てもらうのが一番ですよね。
シャロンはこの事を振り返り、「Sometimes I think life traumas are a gift.」「Those things shake us up. You come out of it a different person and your life needs to change.」(人生におけるショッキングなことが、逆にプラス効果になることもあるわ」「目覚めさせられるもの。これまでとは全く違った人間に生まれ変わって、これまでの生活を見直すきっかけになるわ」というような意味)とコメントしています。
『氷の微笑2』で叩かれまくられたシャロンですが、もともと15歳で大学に入学したほどの才女ですし、長年に渡りボランティア活動を積極的に行っているパワフルな女性です。
彼女の才能が生かせる作品に巡りあい、映画ファンを喜ばせてもらいたいなと期待しています。
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