|
昨日に引き続きアメリカンHipHopがテーマです。
私とアメリカンHipHopの出会いは、1990年の秋のことでした。
偶然聞いたPublic Enemyの「Fight The Power」(映画『Do The Right Thing』のサントラにも入っています)。ベースのきいた音楽に合わせ「黒人がなぜアメリカという国をイマイチ愛せないのか」「なぜ黒人が不満という爆弾を抱えているのか」を、噛み付くようなラップしたこの曲に、強い衝撃を受けたのです。
もともとThe Cureのようにポエムのようにメンタルの奥底を歌詞にしたバンドが好きだったのですが、あまりの衝撃から興味を湧き、アルバムを一枚買ってみたら・・・・・・
いやはやアメリカン・アフリカンの怒り爆発アルバムでした(少々偏ってたり逆ギレ的ではありますが)
思わず図書館でアメリカの歴史本を読みあさってしまった程だったのですが、彼らの怒りの最もコアな部分が何なのか、指先だけですがかすった感触が忘れられませんでした。理解したなどとは言いませんが、少なくともアメリカに行ったことのない、ダウンアンダーに住む小娘にも彼らのメッセージは届いたのです。
オーストラリアに住むアジア人として、多少の人種差別は受けていたものの、帰れる裕福な国「日本」がある平和で暢気な私に「まだまだ世界は広い」「甘くない」と頭を殴ってくれたこの曲。
音楽はユニバーサルであり、全世界にメッセージを届けることができる凄いモノだと実感させてくれたのも、この曲でした。
その後、ダッカや内戦勃発中のコロンボ、アフリカの国々でさらにショックを受け、実際に内戦や国対国の戦争で戦い負傷した人、奴隷同様の扱いを受ける途上国の出稼ぎ労働者、難民、「国」「民族」「宗教」そしてプライドのために苦しむ人と接することになったのですが、「国」や「祖国」という言葉の重みは、Public Enemyが一番最初に教えてくれたものだったのです。
・・・・・・と、エンタメブログなのに恐ろしいほど脱線してしまったので、ここら辺でちょっと修正を。
HipHopですが、ラップだけでなく黒人のアート全般に対して使われる言葉だとご存知でしたか?
ニューヨークのブロンクスが発祥の地であるHipHopは、アフリカン・アメリカンが生み出すアート全てを指す言葉なのです。なので、絵や詩、ファッションなどもHipHopに入るのです。
2Pacについては、また次回に・・・・・・。
|