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blog title 人はそれでも June 29, 2006

やがて、テロの首謀者を捕まえられずにアフガン戦争は終わり

その次は、アメリカはイラクと戦争をしました。

その結果がどうなりつつあるかは、昨今のニュースで伝えられるので皆さんご存知の事と思います。

あのテロの後、怒りに我を忘れたアメリカ国民も最近は何のために戦争をしたのか分からなくなってしまいました。
なんだか腑に落ちない気持ちが心に残っているのに見ないふりをしているように感じるのは私だけでしょうか?

アフガン戦争や、イラク戦争に行った兵士の方々がアメリカに帰ってきて
様々なことを語るようになって来ました。

戦争で息子さんを失った母親たちが

 「息子を返して!」

と訴える姿がニュースで流されたりもするようになりました・・・。


そんな、暗い戦争の傷あとのニュースが流れる日々の中

わたしは、一人のイラク戦争に兵士として行った男性に出会いました。

彼、Terryはイラクの地で戦いに参加しながら明日を見つめていたのです。

「兵士としての経験を子どもたちの未来のために生かしたい」

アメリカに帰って来た彼は、自分の財産を使って一冊の絵本を出版しました。

挿絵もお友達や娘さんが書いています。

「本当はカラーにしたかったんだけど、予算が足らなくてね・・。」

彼の人なつっこい笑顔が印象的です。

100_0323.JPG

本を作った時の原版を見せてくれながら
「この絵本を読んだ子供たちが、楽しいだけじゃなくって人生の勉強になるように書いたんだ」

「この絵本に出てくる兵士は、ぼくなんだ・・」

「シリーズにするつもりなんだよ」

奥さんによると、いつもは寡黙だという彼はとても楽しそうに語り続けていた・・・。


彼は、この本を持ってボーイスカウトや学校を巡る。
100_0325.JPG

娘は一目で彼の本のファンになった。

この日記を書いている最中も写真を見て

「え、次の本がでるの?」なんて聞く。

「違うのよ、2冊目が出るように紹介してるのよ」

「な~んだ。続きがよみたいよ~」


ドロドロと渦巻く時代の流れに押しつぶされそうになりながらも

人はそれでも明日を作る作業をやめられない。

子どもたちの未来に少しでも多くの光が差し込む事を願って!



glossary

Terryさんの絵本
はこちらに出ています。

Sgt.Terry Talks About Dependability
Amazon.Jp では、在庫無しだったので
アメリカのAmazonです。


投稿者: 田中 広美 日時: 7:46 AM |
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» 戦争について from 共通テーマ
アフガン戦争、イラク戦争、スーダンダールフール危機、チェチェン戦争、それにともなう数々のテロ・・・ ブッシュ大統領が行ったとおり、21世紀は戦争の世紀に... [詳しくはこちら]





blog title 祈り June 26, 2006


「ママ、日本とアメリカは戦争したんでしょ?」

「そうよ」

「それで、日本はアメリカに負けたんだよね」

テロや戦争のことは、あまりにも悲惨なので
幼い子どもたちにはあまり見せないようにしていた。

それでも、だれかが息子(当時七歳)にわざわざ戦争のことを
吹き込んでくれた。

息子は、悪びれもせず無邪気に言い放ち、なんだか嬉しそうだ。

どうやら何とかレンジャーの世界を想像しているらしい・・。

「戦争はかっこいいもんじゃないんだよ。醜くって悲しいものなの。」

「日本とアメリカが戦争をしたら、あなたの大好きなお友達も殺さなくちゃならないかも」

「アマンダも?」

アマンダは、一番仲の良い女の子だった。

「そう、アマンダもよ」

幼い息子には、ショックが大きかったらしく しばらく 呆然としていた。

そのうちに目に涙をいっぱいためて

「そんなのいやだよ・・。」とわたしに抱きついてきた。

幼い息子を抱きしめながら

「そうだね。もう二度とそんなことが起きないようにしなくちゃね」

と祈るようにつぶやいた・・・。


あの時、わたしは気が付いたのだ。

だれしも友人を殺そうとは思わないもの・・・。

息子のようにバイリンガルの子どもたちの使命は大きい!

二つの国にかかる虹なのだ。

みんなが友人ならば戦争なんか起きないのだ。

いま、アメリカは戦争をしているかもしれない・・・・

でも、この子達が大きくなる頃にはそんなことは昔の話であって欲しい。

そして、この子達がいるからこそ世界が平和であって欲しい。

この子達のが大人になる頃 人々は手を取り合い助け合い
しあわせを分け合って生きてゆくそんな世の中であって欲しい。

わたしが、できる事・・・・・バイリンガルの子どもたちが使命をはたせるよう
そっと見守ることなのだ。


母親の願いが世界を変える日が来るかもしれない。


戦争にたいする、わたしの ささやかで大きい抵抗は 虹を育てる事なのだと!


投稿者: 田中 広美 日時: 1:51 PM |
blog title クラスメイトは、敵国人! June 25, 2006

アメリカがアフガンと戦争を始めると

いやおう無しに戦争の記憶が呼び寄せられるのか

日本人の子どもたちは、学校で戦争の事を聞かれる事が多くなってきた。

高学年や中学校の社会科の先生は、
戦争をテーマにプロジェクトや討論会を開くようになり

「日本人として第二次世界大戦の日本の行動をどう思うか?」

なんて事を聞いたりするようになってきた。

もちろん、戦後に生まれたまだ十代の子どもたちが
そんな事に即答できるはずもなくわたしは、教え子たちに泣きつかれた。

本当のことを言えば声を大にして

「アメリカの行動はどうなのよ?」と聞き返し

「広島や長崎のような事は二度として欲しくない!」

と子どもたちに言って欲しかった。

よっぽど「ほたるの墓」の英語版のビデオを学校に持っていこうかと思った。


でも、それは大人の勝手な都合というものだろう。

クラス中のアメリカ人や先生を相手にそんな事を言う勇気のある子どもはいなかった。

むしろ、社会科の時間になると少しでも目立たないように

小さく小さくなり、自分をその場から消したがっている様子だった。

そして、イランやイラク アラビアなどの国から来ていた子どもたちの
姿が次々と消えていった。

投稿者: 田中 広美 日時: 1:24 PM |


blog title クリスチャンは人を殺さない? June 24, 2006

「教皇は、アメリカに戦争はするなと言っているのに
何でみんな戦争に賛成なの?」

わたしは、敬虔なクリスチャンの友人に食って掛かっていた。

「そうなの、本当のクリスチャンは人を殺さないわ!」

彼女は悲しげに答えた。

「アメリカ国民のほとんどはクリスチャンじゃないの?」

「90%の人が戦争に賛成なんて信じられないわ!」

「ねえ!大統領もクリスチャンよね!」

「わたしの回りには戦争賛成派はあまりいないわ!」

それが彼女の精一杯の答えだった。

「クリスチャンでも本当のクリスチャンで無い人が多いのよ。」

アメリカが報復の戦争を始めた日

金髪で青い目の彼女と東洋人のわたしは 抱き合って泣いた。

それが人種も文化の違いも乗り越えた二人の気持ちだったから・・。

二人の幼い子どもを持つ母親の気持ちだった。

どろどろと渦巻く黒い影に飲み込まれそうなアメリカ!

そんな中で子育てをする私たちは途方も無く不安だった。

夫を戦争に送り出す妻の気持ち・・・。

家族の気持ち・・・。

連日細菌兵器だとかでオフィスに送られてきた黒い粉の話題で持ちきりだった。

その粉が入っている封筒を開けるとたちまち周囲の人に細菌がばら撒かれ
死に至るというのだ。


メールを開く時もドキドキした。


大統領は、「神がアメリカを助けるだろう!」とむなしく連呼した。

「アメリカよ立ち上がれ!」とスローガンがテレビで繰り返された。

わたしたちは、ただ早く戦争が終わる事を祈っていた・・。

投稿者: 田中 広美 日時: 5:17 AM |


blog title その日 June 22, 2006

その日勤めていた中学校に出勤すると

一時間目の理科の教師がテレビを食い入るようにみていた。

生徒が次々と教室の席を埋めていく・・・。

授業時間が始まっても彼はテレビのスイッチを切らなかった。

テレビの画面では、飛行機が高いビルに突っ込んで火の粉とともにもうもうと煙を上げていた。

生徒たちは、いつに無く真剣な顔で画面を見つめた。

そして、ひそひそと会話を交わし何が起きているのか理解し始めていた。

一時間目の授業は無かった・・。

2時間目のチャイムが鳴っても誰も席を立たなかった。

2時間目が始まると校長先生のアナウンスが全校に流れた。

「今日は、ニューヨークで痛ましい事件が起きました」

「速やかに下校してください」

アナウンスは、必要以上のことは何も伝えなかった。

誰もが家に帰ると やっぱりテレビのスイッチを入れた。

どのテレビ局も同じニュースを繰り返し繰り返し伝えていた。

わたしは、息子の帰宅の気配にテレビをあわてて消した。

帰ってきた2年生の息子がわたしに尋ねた。

「ねえ!なんで帰ってきたんだと思う?」

「高いビルに飛行機が突っ込んだんだって!」

低学年の息子には本当の事の重大さなんかわかってやしなかった。

いや、アメリカ国民のほとんどは息子と大して変わりはしなかった。

次の日になるまでは・・・。

ただ、何か大きな歯車がギシギシと音を立ててずれ始めていることだけは確かだった。

投稿者: 田中 広美 日時: 8:50 AM |


blog title あなたには、関係無い話 June 21, 2006

あなたには関係ありませんが
私の友人があの9月11日のNYテロで亡くなりました。

もう、多くの人は記憶のかなたに追いやってしまったNYテロです。

つらくて、あまり話したくないんですが 
ここで話しておかないと私の記憶の中でも消えて行きそうです。

もう、彼の乗っていた飛行機がどこへ行くはずの飛行機だったかも
記憶に定かではありません。

わたしが、覚えているのはその時の深い悲しみだけです。
3日間泣き続けても治まらない消失感・・。

激しい怒りの感情!

それは、友人が亡くなったからではなく

一人の人間として こんな不条理な事が許される怒りと恐れと不安が入り混じったものでした。

唯一わたしに心のともし火をつけてくれたのは

彼の家族の言葉でした。

「わたしたちは、アメリカの報復を望みません!」

「報復は報復を呼びもっと私たちのような悲しい家族を増やすだけです!」

「戦争をしてもお父さんは帰ってきません。戦争はやめてください!」

アメリカ国民の耳はどこについていたんだろう?

その後どうなったかは、あなたもご存知のとうりです。

今週は、わたしの記憶の中にある 9・11 を 形に残しておきたいとおもいます。

しばらくお付き合いいただけると幸せです。

投稿者: 田中 広美 日時: 3:05 AM |
blog title お姫様の受難 その後 June 18, 2006

お姫様がどうなったかというと・・

6ヶ月の審議の結果

彼女は裁判所の監視下にしばらく置かれることになりました。

もちろん、彼女が虐待なんてするわけもなく

無事受難はおさまりました。


その後、彼女には王子様・・・じゃなく・・・お金持ちのボーイフレンドができ
数年前に再婚しました。

今じゃ、お城かと思うような広いお家に住んでおります。

娘さんは、Teenになり 日本に留学したがってます。

あなたのお家にホームステイさせてくれる?

めでたし・・・めでたし。

投稿者: 田中 広美 日時: 3:20 PM |


blog title お姫様の受難3 June 16, 2006

「だって Hiromi どうしても会社に行かなきゃならなかったのよ・・」

お姫様の目に涙があふれた。

「わたしは、親戚なんてここにいないし別れた旦那はLAにいるの」

わたしも、両親や親戚がそばにいない子育てがどんなに大変な事か身につまされて知っている。

      ・

      ・

      ・

ある日、朝起きると、ふらふらして立つことも出来ない。

高い熱を出していた。

でも、息子はまだ6ヶ月の赤ん坊で世話をしなければいけない。

ふしぎに息子はすやすやと何時間も眠りつづけていた。

夫は出張で日本にいる。

こんな時、日本にいたなら母に来てもらうとか親戚に頼むとか友人にきてもらうとか
できただろう。

でも、アメリカに親戚はいないし、女友達もみんな働いていて昼間は家にいない。

わたしは、立てなかったので電話まではって行き息子のベビーシッターに電話をかけた。

しばらくして、天使が玄関にあらわれた!

彼女は、息子を抱き上げて

「Hiromi この子すごい熱よ!」

と叫んだ。

わたしは、自分に熱があったので
息子にさわっても息子も熱を出している事がわからなかったのだ。

彼女がかいがいしく息子をめんどう見てくれてる姿を見ながら

彼女がいなかったらどんなこになっただろう?

・・・もうろうとした頭で考えても身震いがした。

お姫様には、来てくれる人がいなかったのだ。

普通に考えれば熱を出した子どもを家に置き去りにして

仕事に行ったお姫様は 鬼母かもしれない。


でも、考えてみて欲しい・・・回りにいざという時頼る人もなく。

もし、お姫様があの時仕事に行かなかったら大事な商談がつぶれるとしたら・・。

その商談がつぶれたら 彼女の立場はどうなるか・・。

もし、彼女が仕事を失えば親子二人ろとうに迷うでしょう。

あなたなら、どうします?

投稿者: 田中 広美 日時: 11:02 PM |
blog title お姫様の受難2 June 14, 2006

「えー!虐待!」

と言う私の声にいつもは気位の高いお姫様は小さく情けなさそうにつぶやいた。

「娘が熱を出したのよ・・・どこの保育施設も病気の子供はあずかってくれないでしょ
・・でもどうしても仕事に行かなくちゃならなかったの・・」


「それで、娘さん家に一人で置いてったわけ?」

「そうなの・・よっぽど苦しかったのね。
あの子隣の家の人に助けてもらいに行っちゃったのよ」

「それで、隣の人に通報されたわけね」

「でも、何でそこまで大問題になるかしらね・・」

「日本では小さな子供も留守番するし、一人で電車に乗って学校に通ったりするんでしょ!
裁判官にはっきりそういってやったわ!」

気位が高いだけに彼女は変な所で押しが強い・・・・そんな発言はかえって不利になるのだ。

ここは、アメリカだ12歳以下の子供を一人で家にいさせると児童虐待になる。

彼女の説明を聞きながら 
熱を出した6歳のまな娘を家に置いていかなくちゃならなかった彼女の気持ちを考えると
とてもつらくなった・・。

投稿者: 田中 広美 日時: 2:35 AM |
blog title お姫様の受難 June 13, 2006

「わたし、裁判所に呼び出されたの・・」

友人のお姫様が言った。

彼女は、今じゃごくふつー?の女性だが某ヨーロッパの国では王族の家系らしい。

さすが王族の出だけあって彼女の教養は半端じゃない!

ヨーロッパの言語はほとんど流暢に話す。

スペイン語、英語、フランス語、ポルトガル語、ラテン語 なんでも OKなのだ。

こ~んなすごすぎる人が日本の企業に勤めてたんです。

でも、日本企業じゃ彼女の才能や教養を生かそうともしもない。信じられる?

彼女は、日本企業の日本人相手の仕事をしてた。

そして、シングルマザーでした。

何でヨーロッパのお姫様がこんなとこで 

日本企業にこき使われ

シングルマザーなのか? いつもわたしを悩ませるんです。

でも、さすがに彼女の有能さはにじみ出て日本の重要なポストを任され
日本にしばらく駐在していたそうです。

私が彼女に出会ったのは彼女が日本駐在からアメリカに帰ってきた頃でした
彼女の一人娘は、お姫様の子供にふさわしく

すごーく気位が高く!

すごーくきかんきで!

すごーくプリチィー!!

そんでもって すごーく スイートなのだ!

でも・・・。

「裁判所は、私を児童虐待で訴えてるのよ!」

と言うのだ!


彼女が娘さんを文字どうり「目に入れても痛くない」ほどかわいがってるのをヨーク知ってたわたしは


びっくりして目が飛び出して落っこちるかと思った!


明日につづく・・・・。

投稿者: 田中 広美 日時: 2:50 AM |


blog title 妊娠バイブル June 11, 2006

妊娠しても、自分の身体に何が起こるやら?
どう対処して良いやら?
カイモクわたしは分からなかったので下の本を買いました。

日本にいれば母親や近所のママたちが強い味方なのかもしれないが
米国からでは電話代がかさんで子どもを産む前に破産してしまうかも?

それに、こういう時は人に聞けない疑問とかも出てくるものです。
(どんな質問かって?だから・・恥ずかしくってこんな所では申しあげられませんわ)

わたしにとっては、まさに

妊娠バイブル

隅から隅までずずずいーと・・・読みました。

著者はママになる人の悩みや疑問を手に取る様にわかっているらしく
妊娠して何ヶ月かで分けられているので
自分が何ヶ月かと言う部分を読めばたちまち耳年魔?。

それも、簡単な英語で誰にでも分かるように・・書いてあるんです。
こういうのって偉い先生とかが書いてて結構難しい本が多いのです。

妊婦でそれでなくてもしんどいのに小難しい文章なんか読みたくないですよね。

胎教のためにすばらしい文学作品を読むなら別ですが・・。

とにかく、わたしはこの本に救われたのです。

しっかり知識をインプットした私は息子が産まれるときも

やたら冷静だった
と夫は言います。

何たって、息子が産まれてすぐランチタイムだったのですが
もりもりと食べまくり周囲をあきれさせたそうです。
(普通はぐったりして食欲ないはずなんだって)

「あ~んな大変なことしたんだからお腹すいて当然!」なんてのたまったそうな・・。

妊娠を期に洋書を読んでみるのもいいかも、日本とアメリカの違いも興味深いところです。

What to Expect When You're Expecting

投稿者: 田中 広美 日時: 6:07 AM |
blog title 「ばかやろー!なんて冷たい女だ!」 June 8, 2006

「ばかやろー!なんて冷たい女だ!」

どうやら末っ子の T の声らしい。

それに答えるホストマザーの声、しばらくしてドアがビシャ!と閉まる音。

そして、外からドアをバン!バン!蹴る音がしている。

久しぶりの週末、ゆっくり寝ていようと思っていたのに壮絶な戦いが始まっていた。

しぶしぶベッドから這い出し何事かと見に行ってみると T が家から追い出されたらしい。

彼の荷物は玄関の外に出され、
T は、英語のあらん限りの汚い言葉を使ってホストマザーをののしった。

呆れ顔でわたしが見ていると

「Hiromiお茶飲む?」と聞いてくる。

「どうしたの??」とわたし

「あら、当然なことをしているだけよ・・」と彼女。

「彼は18歳になったのよ。
大学にも行かないならわたしが彼をサポートする理由がある?」
と平静を装いながら彼女は言った。

やかんをコンロの上に乗せ本当にお茶を入れようとしている。

まだ、T は外で叫んでいる。

「家賃を払えばいてもいいことにしたんだけど、もう2ヶ月も払わないのよ」

「えーでも・・仕事も無いんでしょ?」とわたし

「ファーストフードのお店で働けばすぐに家の家賃ぐらい払えるわよ」

やかんの湯気がわたしたちの鼻をくすぐり
お茶が入った。

私達がキッチンテーブルにすわり朝食を始めようとする頃

T は、「こんな冷たい女に育てられたと思うと反吐がでるぜ!」
    「二度と家へは帰らないからな!」
と捨て台詞を吐き去って行った。

車のエンジン音が遠ざかっていくのを聞きながらホストマザーは
「ホッ・・」とため息をつきお茶をすすった。

こんな光景は日本の家庭には、あまり見かけないのでわたしはびっくりしたが
これが当然のやり方らしい。

だから
パラサイトシングルだとかニートだとかいうのはアメリカ社会にはあまりいない。

大学に行かないたいていの子ども達は18歳になると自分で仕事を見つけて
家を出て行くことになっている。

末っ子の T は、子ども時代はすごーくかわいかった。

わたしが、初めて彼に会ったのは彼がまだ14歳の時だった。

枕を抱えまだ幼さが残る金髪でくるくると良く動く目を潤ませながら

「マミー!」なんて毎朝お母さんとハグしていた。

あんまりかわいかったから みんなが甘やかし

本人もすっかり甘えて生きてきた。
勉強もしない。バイトもしない。遊び放題!

みんながたくさんお説教もしたけど効果はなく

この期に及んで家から出て行かない18歳となったのだ。

でも、今度と言う今度は誰も彼を甘やかしたりしなかった。

「ここで甘やかしては、本当に彼のためにならない」とみんなが思ったから
厳しい社会に ポーンと放り出した。

それでも、時々お母さんがいない時を狙って帰ってきて
食べ物を勝手にあさっては出て行ったけど・・。

しばらく、T は 友達の家やアパートを転々とした。

友人達にもあきれられたのか 仕事を見つけて自分のアパートに移った。

そして、ちゃっかりとクリスマスや長い休日には 帰ってきて

「マミー」と甘えた声を出してホストマザーにハグしているのだ。

「二度と家へは帰らないからな!」なんて捨て台詞はどこへ行ったやら?


投稿者: 田中 広美 日時: 11:50 PM |
blog title 欲ばりママの勧め2 June 6, 2006

「ひさしぶり~!お母さん」
と言ってハグしたのはわたしの本当のお母さんじゃありません。

みんなの憧れ?ホストマザーです。

こないだホストファーザーを登場させたのでお母さんも出すことにしました。

日本に夏休みの間帰っていたわたしを暖かく迎えてくれた ホストマザー!

でも・・あれ・・・・胸が片方 ない! ない!

「胸どうしたの?」

「癌が見つかって手術したのよ」

「えー!大丈夫?」

「見つけたのが早かったから大丈夫よ。胸は片方なくなったけど・・」

このとき本当にホストマザーは寂しそうな顔をした。


でも、女は強いのだ・・。

「これを機会に大学にもどることににたのよ。子ども達も大きくなったし」

わたしは、彼女の言葉に耳を疑った。

だってお母さん 50歳越えてたんだもの。

えー!そんな年で勉強?と思いません?

それも、彼女の目標は チョー難しい「生化学」の博士号です。

その九月から彼女は、わたしと一緒に大学院へ通い続けました。

学生として色んなことを話し、励まし合い、テストの前にはボロボロになりながらも
やっぱり家事をしてご飯をつくり子ども達の良きお母さんでした。

彼女には4人の子どもがいましたが、全て養子です。

彼女は、血液型の関係で子どもの産めない身体でした。

だから、わたしもその家の子どもとして本当に平等に扱われました。

お客さんではないので皿洗いも料理も掃除も手伝いました。

時には孫のベビーシッターまでやりました。

日本の家庭で何もしてこなかったあまやかされた留学生のわたしには
少々厳しいお母さんでした。

でも、そのぶん愛情も注いでくれました。
お客さん扱いされなかったこと家族の一員になれたこと嬉しかったです。

そんな彼女を見て育ったせいか2人の娘たちは、すごーくしっかり者でした。

1人は、ビジネススクールを卒業し、バリバリのキャリアウーマンです。

もう1人は、法律家です。

2年後、わたしは、修士号を

お母さんは博士号を

娘さんは法学部の卒業証書を手にして一枚の写真におさまりました。

3人そろってとても嬉しそうな笑顔です。

お母さんはその後退職するまで「生化学」の教授として教壇に立ち続けました。

私達娘は、それぞれに結婚し子育てをしています。

時々この写真をみるとあのお母さんのぬくもりを思い出し涙がちょちょぎれてしまいます・・・。
これ以上書いてると涙止まらなくなるので この辺で失礼します。

sotugyo.jpg

投稿者: 田中 広美 日時: 11:12 PM |
blog title 欲ばりママの勧め 

女と言えば「母」

お母さんは偉大だ!

母ならなんでも OK なのが日本の社会のような気がするのはわたしだけ?

子育て中だからお化粧しなくても OK
(わたしは、元々お化粧嫌いなんです)

髪ぼさぼさでも 太ってても 
(デブで悪かったなー!)

マナーは、悪くても OK
(遅刻は平気でするは、路上で井戸端会議開くは)

オバタリアン なんて 言葉が昔はやったけど
それは まさしく わたしのことじゃ~! 
じゃなかった 子育てママゴンのことじゃー!

なんでも かんでも 「子どもと一緒だから・・」と一言。

これで皆が許してくれるんだな・・。

わたしは、日本にカルチャーに洗脳されていたのか 
ずうずうしいのか アメリカでも 子育てママゴンしちゃったかも・・。

アメリカに 子育てママゴン はいないのかって?

たくさんいま~す。


でもね、わたしの回りの アメリカ人ママ 子育てママゴン プラスなの
それは・・・・欲ばり・・なことです。

みんな自分の仕事や人生の目的みたいなものを持ってるの。
子育ては彼女達の生活の一部であって 全部じゃないんだな・・。

だから、子どもが大きくなった時
子育てママゴンを脱皮して輝いて来る人が多い。

わたしも他のママたちにすごーく影響されました。

母でいること それももちろんやりたい。

妻でいること そりゃ当然?だわ

塾の先生も経営もやる 
(やりたいだけやらせていただきました)

学校で教えてみた 

メルマガも書く

ブログも書く

だから、こうしてあなたがわたしのブログを読んでくださってる・・・ありがとうございます。

その他、 い~ぱい やってきた。

わたしの出来ること他にも無い?ていつも探してた。


アメリカで学んだこと それは 女性として 自分として 
やりたいことを あきらめないこと 社会に貢献できることを探し続けること


「女だから 母だから ・・・・できない」

とは思わなかった。

「女だから母だからできることがある」

誰かのお役にたてるはず・・と思ってきた。


あなたも 欲ばりママやりませんか?

きっと あなたにも あなただから 出来ることがある。

みんなが そう思って何かを始めたら

そしたら、世の中少しずつ良くすることができるはず・・何て思ってます。

投稿者: 田中 広美 日時: 12:33 AM |
blog title あした天気になーれ June 4, 2006

「男かなあ女かなあ?」

「そんなことまだわかんないよ」

とにかく夫は、ニコニコと妻の私にさえめったに見せない笑顔オンパレードた。

「そうだ、おふくろに電話しなきゃ・・」
そそくさと受話器を持ち上げる。

「まだ日本は朝早いわよ」


男の人というのは何て単純なんだろう?


でも今回は、その単純さ素直さに救われた気がした。

子どもが生まれるのに夫婦して心配してちゃ、らちあかないもんね。

男の人って子どもができるとこんなに喜ぶんだ・・・と新鮮な驚きでもあった。


結婚してたんだから 本来 喜ぶのが当然の成り行きだということに
当惑しながら 私自身も嬉しかった。

「よっしゃー!じゃあ産んでやるか!」

という母ちゃんらしい気持ちにやっとなれた。



glossary

ただいま、ミシガン朝11時ごろ、日本のあなたは0時を過ぎた所です。

子ども達はおとなになったらこのメッセージ読むかしら・・
「あなたたちは、こーんなに愛されて育ったんだよ」
てなメッセージじゃ無いねこりゃ・・そろそろ軌道変更かな?


投稿者: 田中 広美 日時: 11:27 PM |


blog title 足が床からはなれる時 June 2, 2006

「いいかい、Hiromi!どんなに相手がいい男でも
デートする時は足をしっかりと床につけておくんだよ」

学生の頃下宿していた家の
ホストファーザーは、私がデートに行こうとするとあごひげを引っ張りながらこんな事を言った。

いつも赤面して「OK、OK・・・。」と逃げるように家を出たものだ。


女の子の足が床につてさえいれば間違えは起きないという意味だ。

たいていの男の子はこの教授がホストファーザーだと分かったとたんに逃げ腰になる。

このホストファーザーが 
心理学の教授でHuman Sexualty(人間の性)が専門だからたまったもんではないのだ。

でも、この言葉は女性の運命が変わる時に起こることを言い得ているように思う。

     ・

     ・

     ・


わたしは、妊娠が分かってから夫の帰宅を待つ間ジェットコースターの様に
気持ちが上がったり下がったりした。

もちろん、母親になる喜びもこみ上げてくる
でも、様々な不安も心に中で

「どうすんのよー!」と叫んでいた。

「ガチャガチャ!」玄関のドアが開く

「ただいま・・」

ニヒルに決めた(少なくとも本人はそう思っている)ブラックスーツの夫がサングラスをはずしながら立っていた。

「医者に行ったんだろう?」と彼


わたしは、彼をみつめて不安げにつぶやいた。

「うん。わたしたちの赤ちゃんが一月には生まれるって・・」

   
「やったぞー!」


彼の手が私を抱きしめた。

それだけでは足らず 彼は私を抱き上げグルグルと回っていた。

わたしの足は床から離れまくり、彼の満面の笑顔が母親になる不安を吹き飛ばしていた・・・。



glossary

ただ今地球の裏側ミシガンは午後4時半です。

子どもたちが学校から帰り おやつをねだっています。

あなたの住む日本は朝5時半
早起きの人はもう起きだす頃

「おはようございます」

きょうも一日頑張ってくださいね。


投稿者: 田中 広美 日時: 3:56 AM |


blog title 往生際の悪いやつ June 1, 2006

「あ~でもない。こ~でもない。」と言い続け

体調が良くないので仕方なくDr.に会いに行くと

「そりゃ妊娠じゃよ。おめでとう・・ホ!ホ!ホ!」とサンタのようなDr.は
からだをゆすりながら言った。

「産婦人科を紹介しよう」というわけでこれまたミセスサンタのようなカップクのいい
女性Dr.を紹介してくれた。

「そ~か~。赤ちゃんか~。」

そうと分かってもなんだか落ち着かない・・・・まったく往生際の悪いやつだ。

自分が母親になる自覚なんてものはそう簡単にわくものではない。

家に帰って夫を待つ間も悶々と考えた。

夫は、喜んでくれるだろうか?

仕事はどうするの?

いったい自分が子どもなんか育てられるんだろうか?


おー!考えただけでも恐ろしい!

ましてや、私達夫婦は親戚がみーんな日本にいる。

頼る相手も相談する所も無いじゃないか!!!!

「おかあさーん。どうしよう!」

アメリカに来て初めて母がそばにいないことを心ぼそく感じた。


glossary

この日記は、私の息子が生まれた頃を回想して書いています。

今日のわたしは、ミドルスクールに通う12歳になった息子のプロジェクトに夜遅くまで
つきあい寝不足です。 ふあ~眠い。母はいつになっても大変なのだあ・・。

ただいま、米国ミシガンは午後一時半 日本のあなたは、夜中の二時半
草木も眠るうしみつ時。


投稿者: 田中 広美 日時: 12:41 AM |



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あした天気になーれ
足が床からはなれる時
往生際の悪いやつ

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