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なんとなく出張シリーズになってしまったので、続けてトヨタ時代の出張のお話しです。決まった拠点への出張の他に、開発車のテストのための出張がありました。一部の車はアメリカでも開発を行っていますが、多くの車はもちろん日本での開発。それでも、ほとんどの車はアメリカはとても重要な市場です。ですから、開発の段階でアメリカを実際に走らせてテストすることが重要です。日本国内ではこのような社外のテストは、ほとんどやりませんが、アメリカでは開発の中盤くらいで行うこともあります。もちろんスクープ写真を撮られてはまずいので、車のデザインがわからないよう色んな貼り物をして社外走行を行います。逆に目立っちゃうんですけどね。
この手のテストは、日本からの出張者と現地スタッフで協力して行います。車によってスポーティー車は山岳路を走ったり、オフロード車は砂漠地帯を走ったりと、車の性格によって走る場所を選びます。3泊くらいで色んな場所を走って、車の仕上がりが米国にあっているか、問題ないかとテストをするわけです。砂漠地帯を走るようなコースを選ぶと、必然的にラスベガス付近を走ることもあり、宿泊はラスベガスで、となることもありました。

夕方ホテルに入って、皆でその日の結果をまとめてディナー。その後は自由時間なので、ギャンブルを楽しむことができました。もっとも一日中車で走って、翌日もそうですから、ほどほどにというのがお約束です。
さて、ラスベガスで迎えた朝、いつも時間厳守のディックの姿が見えません。5分ほど遅刻で現れました。朝食を食べた後、最後の一枚のコインをスロットに入れたところ、なんと大当たり! コインがどんどん出てきて止まらない!ってことだったそうです。大当たりと言っても数百ドルの話ですが、元が25セントですからね。
そんなわけで、社外走行テストは楽しんでやっていました。
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