英会話独学術:フォニックス〜英語は発音より読み方を正しく! 英会話独学術:フォニックス〜英語は発音より読み方を正しく!
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blog title 日本語は「本」をho、nと区切るが、英語は強いて言えばh、onと区切る June 19, 2014

もくじはこちら

子音だけを単独で発音しない


A:何処かのサイトでも
「t p kとかは弱く出す。飲み込む感じで殆ど聞こえない。」
とか何とかだそうで
「その前の母音の音質で聞き取る」
ってなことを目に致しました。


こちらでもほぼ発音しないイメージですと書いてありますよね。
私はその理屈が全然入って来なくて、カラオケ(洋楽の)の時には音源通りに音がしっかり聴こえる部分は歌う、そうじゃない部分は歌わない(発音しない)ってしております。


この辺の感覚をもう少し詳しく、もしよろしければご説明して下さいませんか?


A:実は、ここで僕が言いたかったことは、前回の記事でも書いたシラブルや、ライムという日本語には無い概念の認識のことなんです。


例えば、「本(ほん)」だったら、日本人の感覚だったら、「ほ、ん」つまり、「ho、n」という区切り方をしますね。日本語は拍で区切りますから。
ここで、「ん」が子音だけで独立しています。子音だけを独立させて、子音だけでも発音するのが日本語の特徴です。


さらに言えば、「〜です」とかの「です」も、一部の方言を除けば、実際には desuではなく、desと発音するのが普通で、その場合でも、de、s という区切り方をします。sだけを単独で発音するのも普通です。これも、僕は「ho、n」という区切り方の延長だと思っています。


日本人は、この感覚をつい英語にもあてはめてしまいます。
例えば、but という単語を、bu、t という区切り方をし、t を単独で発音する傾向があります。
まさに「本」をho、n、「です」をde、sと区切るように。


もっと初級者の方は、butを、bu、toというように、母音をつけるのも普通ですね。
いずれにしても、buとtの間で区切る点は共通しています。




しかし、英語ネイティブは決してこのような区切り方をしません!


英語では、基本的に母音が必ず必要なので、子音だけを単独で発音したりしないので、
butは、母音が1個しかないから、これ以上区切れないのです。
最後のtも、直前の母音の付属として初めて発音できるのです。


しかし、強いて but をもっと細かく区切るなら、
b、ut という区切り方になります。
uとtの絆は、すごく深いのです!utで1音のような感覚です。


日本語の「本」を英語式に区切るなら、
そもそもhonは母音が1つしかないので、これ以上細かく分けられない。
でも強いて分けるなら、h、on と分けます。


語末に子音が2つ続く場合も同様です。
例えばhand(手)だったら、日本人の感覚では、ha、n、d と分けたくなります。語末の子音が独立します。
でも英語では絶対にこうはなりません。


handも母音が1つしかないので、これ以上わけられないか、
強いて分けるなら、h、and です。 ndはあくまでaに依存して初めて発音できるのです。
andの部分を1セットで考えるのが英語です。


この、頭の子音だけを切り離した部分のことを、ライム(rhyme、又はrime)と呼びます。


余談ですが、rimeも、日本人は、ri、m(発音だけを表記)というように、mだけを切り離して子音だけを独立させて考えてしまいますが、決してそうではなく、rimeで母音が1つしかないから、これ以上分けられないか、強いて分けるなら、r、imeです。




ちなみに中国語も、英語と同じような区切り方をします。語末の子音は前の母音に依存してます。中国語では語末の子音と直前の母音の絆がさらに深いです。
例えば「文」という字は wen と発音しますが、決してwe、nという分け方はしません。enの部分は、中国語ネイティブにとっては、もはや1つの音という認識なのです。日本人にとって「本」のhoの部分が一つの音という認識なように。


日本人は、語末のt p kとか(例えば、cupのp、backのck(音はkのみ))を、独立させて、子音だけで発音しようとしてしまいます。おかげで、子音がものすごく強くなってしまいます。あくまでbut、cup、backで1ビートで発音する。bu、tとか、cu、pとか、ba、ckのように、2ビートで発音しないということです。


よかったらこちらもご覧下さい。→「英語は子音だけで発音する」は超勘違い



ーーーーーーーーーーーーーーー
※母音一覧をこちらに判り易くまとめました。
徹底フォニックス英語(一般米語)全13母音一覧音声付き

投稿者: 野北 明嗣 日時: 3:08 PM |
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http://blog.eigotown.com/mt33/aggiaggi.cgi/6075





コメント

paruru0926さんが疑問に思っているのは破裂音(b,p,t,d,k,g)が聞こえなくなるのはなぜか、ということで野北さんがおっしゃっているのは子音は単独では発音されない、ということなので会話がかみあっていないような…。

リンクとして貼ったサイトにこう説明されています。
◆文末の破裂音
文末、文の切れ目にある最後の破裂音の発音は、非常に弱くなり、消えることもある。音は急に止まる(破裂音を発生する口の準備をしたところまでで、発音を止めてしまう。気持ち的には発声しているつもり)。
受けてきた教育や、出身地によって、語尾をしっかりと発音する人と、曖昧にする人がいるらしい。米国南部発音では音の消失が顕著に見られる。逆に英国英語は非常にはっきりと発音する。

つまり、a cup of teaと次に母音がくるとpが聞こえてくるけど、文末だとpの口だけ作って発音しない人もいる。だから文末の破裂音は聞こえないことがある、ということでは?

「その前の母音の音質で聞き取る」というのはcan'tとcanは
tが発音されない場合が多く
母音がショートAかショートUかで
聞き分ける、という話ではないでしょうか?

紹介したサイトにはbadとbatは消失した子音が有声音だと母音が
長く発音されるとあるのでこれも
母音で聞き取る例かな?
マイケルジャクソンのBADの歌詞でも”バーッ”って母音長めですがこの有声音消失パターンと見ていいのかなぁ?

また、このサイトでは
will die
would die
みたいなパターンの聞き分けを
ネイティブはできるけど聞き分け方がわからん、と書かれています。
ウィダイとウッダイみたいになるとか、前者はハイシュワーっぽいとか、
このへんのコツなんかありましたらご教示ください。



questさん

たくさんコメントありがとうございます。

まず今回のコメントについては、こちらを。
http://blog.eigotown.com/Akitsugu_Nogita/2014/06/bptdkg.html

ところで、リンクとして貼っていただいたサイトが見れないのですが、もう一度貼っていただいてもいいでしょうか?

そのリンクを読まないことには何とも言えませんが、

will die would dieについて、おそらく予想ですが、
http://blog.eigotown.com/Akitsugu_Nogita/2014/05/post_312.html

こちらで書いたように、語末のLの前のストレスのない母音はショートOOになります。pencilのi等。

willもストレスを置かなければショートOOになります。

wouldはもともとショートOOです。

そうなると、will die と would dieはどちらもショートOOで、違いはLが入ってるか入ってないかだけなので、かなり似てくるからだと思うのですが、どうでしょうか?



貼ったリンクが長すぎて途中で切られてるみたいです。
今回の貼ったリンクのページで、
•音の変化
というリンクをたどっていただくと前回貼ったリンクのページにいけると思います。
これでもだめな場合は、
前回のリンクの左のメニューの下のほうに、
「Info for Japanese Editors:
日本語で編集する皆様へ」
というカテゴリがあり、
そこの下の
口語英語入門
のところのしたの
発音の違い | 発音変化
とある「発音変化」のリンクで
紹介したページへ飛べると思います。

毎回丁寧な解説本当にありがとうございます。



straightやstartのように先頭に二つ以上子音が連続している単語はしいて区切るならどのように区切るのですか?これらもs,traightやs,tartみたいに区切るのですか?



millenさん

返事が大変遅れてすみません。

さて、子音ブレンドの場合ですが、
これは、例えば日本語で、「きゃ(kya)」と言う時に、kとyで区切らず、kyで一つの子音であるかのように扱うのに似ていると思います。


英語でも、子音ブレンドは区切らず、一つの子音のように扱うのです。

だから、startの場合は、強いて区切るなら

st + art

straightの場合も、強いて区切るなら、

str + aight

となります。

これらはS-Blendですが、同じように、L-Blendの単語なら、

例えば、pleaseだったら、

pl + ease


R-Blendの単語なら、

例えば、tryだったら

tr + y


W-Blendの単語なら、

例えば、twiceだったら

tw + ice

という分け方になります。


もっとも、日本語でも「きゃ」をものすごくゆっくり言う場合は、「き、や」みたいにkとyを区切ることがないわけでもないのと同じで、

例えばpleaseとかを、

puh-leaseみたいに(uhはショートU)pとl(子音の間)を区切る場合がないわけでもないです。あくまで日本語で「きゃ」を「き、や」と言う時のような、特殊な場合ですが。


是非時間ができた時に、記事にさせていただきたいと思います。



こちらのテーマに関して質問があります!
実は歌で子音単独で発音しているように聞こえる曲があります。
https://www.youtube.com/watch?v=yofTl5K-WsYの0:28のT-t-take,0:56のC-c-call,1:04のY-y-you。
他にもThe WhoのMy Generation(https://www.youtube.com/watch?v=jtrkt1xlbE0)など。
これも歌ならではの現象ですかね?
日本語の発音本だと語末の子音だけ発音を単独で発音させようとしますが、ネイティブは単語の語末の子音を単独で発音するのを聞いたことはないですね。
繰り返すのはオンセットの子音に限られるのはないでしょうか?



みかんさん

これは、特殊なケースでしょうね(笑)。My Generationの方は、本当に子音だけという感じで面白いですね。

例えば、以下の動画の、3:03くらいのf f f for youのように、どもってる場合も同じ類いじゃないでしょうか?

https://www.youtube.com/watch?v=nIG8QGMaeq8


> 日本語の発音本だと語末の子音だけ発音を単独で発音させようとしますが、

ですよね。例えば「本」をho-nというように語末の子音だけを独立させるのは日本語です。

英語はhonより小さい単位に分けられないか、強いて独立させるなら、h-onです。


>繰り返すのはオンセットの子音に限られるのはないでしょうか?

基本的に英語は、コーダの子音と母音の結びつきが強くて、rhymeを形成しますからね。コーダの独立性はオンセットより弱いです。そこが日本語と正反対の部分です。

しかし例えば、booksが複数だということを強調するために、book-suhみたいに言ったりすることはありますね。

あと、こちらの0:30のroofを、roo-fuhのように、0:36のtruthをtru-thuhのように言ってるも面白いです。

https://www.youtube.com/watch?v=6QbBOsHsgRM



>しかし例えば、booksが複数だということを強調するために、book-suhみたいに言ったりすることはありますね。

たしかに語末の子音を強調するときにはShort Uを後ろ足してシラブルを増やしますよね。
books-s-s-sみたいに繰り返すのは聞いたことないですが(笑)

歌に関連することで質問してもよろしいでしょうか?
歌だと発音をちょこちょこ変更したりしますがそれを解説しているホームページだったり書籍などはご存じないでしょうか?
日本の発音本だと洋楽を聞くのを勧めていますが発音が変更される点を解説しているのを見たことはありません。
こういうことを知っていれば聞き取りにかなり役立つと思います。



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