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blog title あなたの英和辞典の発音記号、危険度をチェック。 August 24, 2007

発音記号の紛らわしさ/大学受験対策編 2

英会話独学術:フォニックス~英語は発音より読み方を正しく!(メイン)

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英語発音用 発音記号3.bmp

あなたの英和辞典の発音記号

危険度は?

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ありがとうございます。


☆前回までのあらすじ
辞書の発音記号にほとんどの日本人は惑わされているが、子音母音英語に無い音シラブルストレスを、完璧に習得すれば、決して惑わされないようにつくられている。


今日は、あなたの英和辞典の発音記号の

まぎらわしさ度を診断しましょう。

というのも、辞書によって、発音記号の形が違うのです。

(内容は同じ。)これがさらに混乱を大きくします。。

手元の池田和子 「英語は発音で勝負!」にある一覧表を参考に診断します。


HIT という単語をひいてみて下さい。

どんな記号が書いてありますか?



写真1
英語発音用Hit


このHITの「音読みI」が、

写真1下のように、大文字のIだったら、まだ安全。

しかし写真1上の、小文字のiだったら、あなたの辞書は大ピンチです!!


なぜなら、今度は HAPPY をひいてみて下さい。


写真2
英語発音用happy

最後の Y の部分は、「訓読みE」ですが、

記号は、写真2のとおり、小文字のiです!


つまり「音読みI」「訓読みE」という全く違う2つの音に

同じ記号が使われているのです!!

日本語で例えるなら、イとエに同じ記号を使うようなもの!

ありえなくないですか?

そりゃHITのIを「イ」だと思う日本人が多いわけだ!!

誰でも混乱するっちゅーの!!怒

カナダのベテラン発音先生も共感してくれました。

※英語のIが「イ」だと思ってる方→ 音読みI


実は、英語には音読み母音は(OとUを除いて)単語の最後に来ないというルールがあります。よって、HAPPYのYは、語末だから音読みであるはずはないので、同じ記号が使われていても、このルールを知ることによって、これが音読みIではないと判断できるのです!そのように計算されて、作られています。

でも、ほとんどの人は、中学高校の英語の時間に、そんなこと習ったことがないから、同じ発音なんだと思ってしまうんです。怖いでしょぉぉぉぉぉぉ・・・


今日のおさらい

もしHITの発音記号のIが、

小文字だったら、

それを読むのに相当なレベルの

英語発音の知識が要求される。

よって、特に初中級学習者には不向きでしょう。

まあ、逆にネイティヴ発音をめざすのには良いかもしれませんね。

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投稿者: 野北 明嗣 日時: 10:06 AM |
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コメント

いつもありがとうございます。
kindness, pocketのeを[i]としている辞書がありますが、
これは音読みiのつもりで書いてあると思っていいでしょうか?(訓読みeでなくて)
ちなみにここでは(あるいは北米人は)音読みuという認識ですよね?



こちらこそいつも質問していただいてありがとうございます。

> kindness, pocketのeを[i]としている辞書がありますが、

つまりこの辞書は、hitを/hit/と書くタイプですね。(/hIt/ではなくて。)このタイプは本当に紛らわしいですよね・・・。

ここは決して訓読みeではなく、音読みiです。

ですが、ストレスのない部分では、ネイティブにとっては音読みiでもuでもどちらでもいいようです。



ありがとうございました。
ここはそのまま[i]のつもりなわけだ(笑)
ほんとに紛らわしい。というか紛らわしいということに
気づいたのがここで初めてでしたが...
ちなみにこういう紛らわしい規則があることは手元の辞書には書いてありませんでした。
正確なIPAともたぶん違いますよね。日本的簡略IPAとでもいうんでしょうかね。発端はなにかご存知ですか??



こんな紛らわしいものを使うくらいなら、最初から発音記号など使わず、フォニックスを導入していってほしいものですね。笑


さて発端は、まずひとつには複雑な記号を使うと印刷が大変という問題があります。
いい例が[a(Typewriter A)]と[a(上の部分がないもの Script A)]の区別ですが、日本語や英語のように、この二つが音韻上の区別がない場合は、めんどくさいので書く時や印刷ではいちいち区別しない場合がよくあります。


英語に限っていえば、訓読みEと音読みIの区別をするのに、大きく分けて、
1 /i:/ /I/
2 /i/ /I/
3 /i:/ /i/
の3通りがあるといいます。

2の書き方は、訓読みEは常に長いのと、英語には長短の音韻上の区別がないので、わざわざ/:/をつけることはないので省く、という考え方。

3は、使う記号の数を減らすための方法。

つまり2と3は、読み手が英語の音韻の知識があるというのが前提になります。


ただ日本の辞書で問題なのは、kindnessのe(訓読みE)と、hitのi(音読みI)という違う音素に対して同じ記号を使うことです。

北米でこういう使われ方をしているかどうかはちょっとわかりませんが、あったとしてもあまりメジャーではないでしょう。ネイティブの学習者が文句を言うでしょうから。

日本語で、例えば「あ」と「お」に同じ発音記号を使ったら日本人の言語学学習者は文句を言うでしょう。



ありがとうございました。
面倒くさいっていっても、北米人が区別しないものを
区別させていたり、逆に区別するものを区別していなかったり、と、すごいことになっていますね。

読んでいないところがあり、気づきました。
ストレスがないeは、「ハイシュワー」というんですね。
すいません。そこの部分は読んでいませんでした。
さて、また質問いいでしょうか。歌を聞いていて、例えば、I love you babyのbabyという部分って「ベイベー」と聞こえたりします。
これって[beibI]、つまりyが音読みiで発音されているんでしょうか?それとも単に聞き間違いなんでしょうか?
どういうことでしょうか?



> 北米人が区別しないものを
区別させていたり、逆に区別するものを区別していなかったり、と、すごいことになっていますね。

そうなんですよ。日本の発音指導では、優先順位を無視してますからね。なかなかそこを分かってくれる人がいなくて困ってます。カナダの言語学系の人たちはすんなりわかってくれるんですが・・・どうしてなんでしょうね・・・

> ストレスがないeは、「ハイシュワー」というんですね。

ストレスのない音読みIですね。しかしこれも優先順位的には低いです。ちょっと余計なことを書いてしまったかもしれません。笑


ベイベーですが、これは[beibe]でしょう。
ネイティブの友達2人ほどに聞いてみたんですが、歌の時にかぎり、ちょっとかっこつけてどこかのアクセントを使うとか、フランス語っぽく言ってるとか、そういうことだそうです。

ちなみに、[e]は語末に来れないと書きましたが、ベイベーは歌でのみ使われるので、例外でしょう。



へえええええ!ありがとうございます。

日本人の歌手も例えばタ行をツァ行(有気音っぽく?)で、歌う人がいますがああいうことなんすかね。

英語入門者つまり子供には、まず学校でフォニックスを教えていくべきだと思うのですが、教える側の教師が、例えばLとRの聞き分け、音読みOと音読みUの聞き分けができなくて、はたして教えられるものでしょうか?



> 日本人の歌手も例えばタ行をツァ行(有気音っぽく?)で、歌う人がいますがああいうことなんすかね。

そんな感じかもしれませんね。日本語でもたぶん歌の時しか使わない発音とかあるかもしれません。


> 教える側の教師が、例えばLとRの聞き分け、音読みOと音読みUの聞き分けができなくて、はたして教えられるものでしょうか?

これは難しい問題ですね・・・。教える側が発音できないと、なかなか難しいかもしれませんね。

それでふと思ったんですが、韓国語でも、ハングル文字を教える時に、例えば平音、激音、濃音の聞き分けや発音しわけができない日本人教師は、どうするんでしょうね?

そして厄介なのは、カタカナ英語はフォニックスのルールと全く何の関連もないに等しいので、常にカタカナ英語を聞いていると、生徒もなかなかフォニックスルールを覚えられないでしょう。難しいところですね。



ふと、思ったのです。僕の想像、フィクションの話です。
「数十年前、辞書に発音記号を併記させるというプロジェクトが立ち上げられた。
IPAの記号を辞書用に使う。それには細かすぎるので、記号を取捨選択し、どの記号を採用するか選定する必要があった。大先生が呼ばれて選定していった。
例えば[ɒ]と[ɔ]は[ɔ]に統合するといった具合である。
つまりその大先生はある程度IPAに従いつつも同音素は統合しようという試みであった。いろいろ統合されていった。
その中で[I]と[i]は同音素だと大先生は誤って判断し[i]に統合した。長短の符号はIPAに準拠するので強勢時の[i]は[i:]と表記する。(なお[ʊ]と[u]も同様に同音素と判断してしまった。)
この大先生の記号選定はそののちの辞書編者も使用していった。また、この権威者が選定しないものを故意に取り入れるのは暗黙的にご法度という雰囲気になっていった。
時は経った。しかし改めることは、脈々と続くものへの批判であり反逆行為という雰囲気であった。しかし、[I]と[i]は異音素であるのでみな苦しい説明をすることになった。それは、[i]と[i:]は違うもので、[i]の音を伸ばしたものが[i:]ではありません。という苦しい説明である。それには矛盾がある。[i:]と同音素がストレスがないときは[i]として[:]がつけられていないからだ。というか、そもそも[:]は長音符号である。しかし、みな、それは目をつぶり、見てみぬふりをしていった。ちなみにいまだに[ʊ]を使う日本の辞書は皆無である。

どうでしょうか?[I][i]は同音素だと初めに選定した人が判断したんじゃないでしょうか?それなら全てにおいて整合つきます。そうじゃないと異音素なのに同記号にしてしまうのは乱暴すぎますし、ストレスの有無で長音符号の有無が出てきたりもおかしすぎますでしょ?



なるほどなるほど。これはなかなかおもしろい話かもしれません。

まず、イギリスやアメリカの本を見ると、主に、

1. /i:/vs/I/
2. /i/vs/I/
3. /i:/vs/i/

の3種類の説明があり、北米では2が好まれているようです。

3番を使うには、この2つが違う音素ということを知っていることが前提で、訓読みEは常に長い、音読みIは常に短い、とすれば、同じ記号を使っても違う2つの音素を表せることになります。3番のメリットは、記号の数を減らせる、印刷も楽、ということです。/U/と/u/も同様です。

ただストレスのない部分でごちゃまぜにするのは、ちょっとよくわかりません。北米の人たちは普通そういうことをしないので。となると、小山さんの仮説はもしかしたらあたっている部分はあるかもしれません。
私は、印刷が楽なことを第一優先させたのではないかと思っていましたが(笑)、どうなんでしょうね。いずれ調べる必要があるかもしれません。

他にも、/ij/vs/I/、/uw/vs/U/という書き方もあります。

マイナーな説ですが、/Ij/vs/I/、/Uw/vs/U/にして、逆に/i/と/u/を使わない方法もあるそうです。金田一春彦著の「日本語」には、英語の母音を7つと見積もる人から16と見積もる人までいる、と書いてありましたが、/i/、/u/を使わない方法なら、7つになりますね。
I e ae a o U 逆v


> そうじゃないと異音素なのに同記号にしてしまうのは乱暴すぎますし、ストレスの有無で長音符号の有無が出てきたりもおかしすぎますでしょ?

これは本当におかしすぎます。長音符号は、北米の英語ならネイティブにはそういう概念がないので、音素としては蛇足でしょう。どうしても使うことにこだわり続けるなら、はっきりと「この辞書では、長母音の定義を・・・・・とします。」と定義を明確にしなければいけないでしょう。



こんにちは。やや僕には認識不足のところがありましたが、やはり大方の僕の予想はもしや当たっているのでは、なんて思います。
印刷は今の時代、楽とかあるんでしょうかね?[I]や[U]という既存のフォントでも、別に可能だったわけですし。
正直いいますとね。全てにおいて「実は知らない」という人目をはばからないといけない説をとるとみんな整合というか、今まで疑問としかいえないことがそれで納得できることがいっぱいなんですよね。
たとえば、
>>はっきりと「この辞書では、長母音の定義を・・・・・
>>とします。」と定義を明確にしなければいけないでしょう

(答)しない。いや、できない。知らないから。
とかね
中途半端な音声学の記号の羅列じゃなく音素を重点的に、分かるように発音の表示を工夫して欲しい。
(答)しない。いや、できない。知らないから。
と...
あるいは、金田一先生の聞きかじりの知識によると音素が7つとする人がいるということなんですね。
これから[I]=[i]、[U]=[u]だと思っていた日本人学者がいたということになりませんか?実は昔は有力的で、10いくつだと多い数字を言う日本人学者でさえもこの2組は同じだと思っていた学者が少なからずいたという可能性はなきにしもあらずなんじゃないですかね。
だってやはり Indian hippyが4つ全て同じ[i]で表記されつづけてる(!)辞書なんて日本だけなんじゃないですか??



あれから少し考えてみましたが、たしかに小山さんの考えは当たっている点はあると思います。少し思い当たることがあります。

例えば言語学者や英語教師等の肩書きを持っているが音声は専門ではないという人達が、「日本語は音の数が少ないから外国語の発音の習得が大変」(音声学的に見れば全くそんなことはない)などと言い出したり、私でさえ疑問に思うような基本的な部分がおかしいことを言い出すと、肩書きがある人達が言うために、それが一般的に信じ込まれてしまうということはあるかもしれません。

肩書きの前に、その人が音声の専門かどうかということをチェックしないと危険だとつくづく思いました。

ただ、もし本当に[I]と[i]が同じ音素だと思われていたとしたら、これは大変なことですね。


韻に関しては、ネイティブの友達にもう一度聞いてみたので、記事にしました!



こんにちは。音素数が日本語は少なすぎるにかんしては既成事実化してますね、ステレオタイプというか。まあ、日本の辞書の載せる母音の数なんかみると面食らって発音に拒絶反応を出す雰囲気ですが(あれ、みんな音素だと思ってしまう)。
(しかも、その音素の数が少ないというのを理論づけるのに、日本語にはtはあるがchはないから1つのカウントで、英語には両方あるから英語のほうには2個のカウント、すわなち英語は日本語の倍っていうのはひどすぎる計算です。そういう人は一生、冷たい紅茶のことをアイスチーと言っててもらいたいですね(笑))
ライムの件、ありがとうございました。
てっきり、保留はn,m,lの子音だけの音節のライムについてありなのかだと思ったんですけど、あれは、アクセントの有無についてだったんですね。なるほど。



> 音素数が日本語は少なすぎるにかんしては既成事実化してますね

これは語学「教育」として非常に良くない傾向だと思います。そもそも音素数などというものは、定義のしかたによっていくらでも数を変えられます。

> 日本語にはtはあるがchはないから1つのカウントで

まさにそうですね。日本語の音素は50音図とマッチさせた方が見やすく、かつ統語論や形態論で文法等を分析する時その方が使い勝手が良いですが、それによってchやsh等がカウントされていないことや長音短音の区別等も考慮に入れず、安易に「日本語は音素数が少ない」という人達は、少なくとも音声が専門ではないと思っていいんじゃないかと思います。

A市の気温は30℃、B市の気温は90F、だからB市はA市より3倍暑い、と言っているのと同じくらいグロテスクに聞こえます。(笑)


> そういう人は一生、冷たい紅茶のことをアイスチーと言っててもらいたいですね(笑))

これは良いアイディアですね!もし誰かにいじめられたら(笑)、こう言い返すことにします。(笑)



モーニング娘。のtintin townというのが数年前ありました。
そういう人たちには見ないでもらいたいものです(笑)



そうですね。大変な言葉になってしまいます(笑)



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