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英会話独学術:フォニックス~英語は発音より読み方を正しく!(メイン)
途中から読んで「意味がよくわからない」という方は、→Introduction(このブログの目的)
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フォニックスが日本の英語教育でここまで不人気な理由、中編
では、答えです。
Q1:なぜ、アメリカやカナダ等の先生が、発音を日本人に教える時に、基本的にフォニックスを使わないか。
A:
● まずフォニックスは本来ネイティブの子がつづりに強くなるためのもので、発音のためのものではない。
● フォニックスを学習した日本人の発音が飛躍的に良くなるのは、あくまで副作用、副産物、a side effect、a by‐product に過ぎず、この「二次的な使用法(Eigo Ganbareより)」はあくまで日本人英語教師の方法であり、ネイティブの先生はこの副作用を知らない。
● また、「勤勉な日本人が、このような基本を習ってないはずがない。」のようなstereotypeも多少はあるようだ。
運良く留学中にフォニックスの存在を知ったけどいまいち発音の上達にむずびつけられない日本人がいるのも、先生が発音に焦点をあてていないためです。
Q2:だったら、日本、英語圏の国を問わず語学学校等の発音のレッスン、又日本でも出ている多くの発音教材、これらほとんどの内容、目的は一体何なのか?
A:
●それは、例えば「外国人のための日本語の発音教室」でたとえると、こういう生徒が対象になります。
「俺は50音表は知ってる。日本語の発音の構成は分かった。でも俺の母国語にはハ行やチ、ツ等の発音がないから、どうもハ行の発音が苦手だ。自分では発音してるつもりなんだけど、どうもいまいち通じないことがある。」
つまりこの人は、基本を終えて、
「ハ行の発音のせいで通じない」というような自分自身の弱点がある程度分かっている。
こういう生徒には、抜群の効果なわけです。
●ところが多くの日本人生徒の悩みは、
「なぜ通じないのか」
「自分の発音はどこがいけないのか」
「そもそも一体いくつの発音を覚えればいいんだ」
というもっと根本的な点なので、発音の授業をうけても、結局
「自分は基本がわかってないから、いまいち効果がない。」
「難しすぎる。」
最悪の場合「発音練習超つまんねー。」
さらには「発音の授業、教材は、英語上級者のためだけのものなんだ。」
という感想になってしまいます。
逆に先生にしてみれば、日本人の悩みがここにあることを知らないので、
「日本人は何度治しても治らない。」
「せっかく治しても10秒後には元に戻ってる。」
とサジを投げてしまうこともあるようです。
そもそも、日本人が発音に関してここまで混乱してるとは知らないようです。
例えるなら、足し算引き算掛け算割り算を習ってないのに、面積の求め方を習うようなものです。「+?-?一体何なんだこりゃー!」みたいな。
そんな中で、日本語学習者が、50音表の文字の練習をするのと同時に、発音の基礎も学べるのと同じで、フォニックスを学習することで、この「足し算引き算等」にあたる英語の発音に基本構成がイメージできるのです。
Q3:では、なぜその「フォニックスの二次的使用法」は日本でここまで不人気なのか。
A:
● 日本製のもの、北米製のもの等問わず、フォニックスのテキストはたいてい以下のような類ものが書かれています。
例えば
/i:/という発音になるのは、つづりがee、ea、ey、ie、e_eの時。
まず、この時点で、
「オイヨイヨイ(※)、こんなに覚えんのかいな。」となってしまうようです。
そして、eaとeyというつづりは既にここで出てきているにもかかわらず、
/eI/という発音になるのは、ai、ay、ei、ea、ey、a_eの時。
これを見ると、
「オイヨイヨイヨイヨイ、なんでEAとEYがここにもでて来るのよ。わけわからんわ。」
てなことを考えてしまうようです。
さらには、このようなグループ分けは、本や先生によっても違うので、それがまた混乱の元になるようです。
すなはち、「これらこまごましたルールを全て覚えないと、発音は習得できないのか??」と混乱してしまい、多くの人が脱落してしまうようです。
こういうルールは、日本語でたとえるなら、
「鼻血」は「はなじ」ではなく「はなぢ」、でも「火事」は「かじ」。
「続く」は「つずく」ではなく「つづく」、でも「雫」は「しずく」。
「大きい」は「おうきい」ではなく「おおきい」・・・・
こんなようなこまごましたルールです。こういうのが英語にはたっくさんあるんです。
これを最初からいきなり見てしまうので面食らってしまう人が多いようです。
私は単純に「フォニックスをやれば発音がよくなる」と考えていましたが、こういう理由で、ピンとこないという日本人も多いようです。
私に竹林滋先生のフォニックスの本を紹介してくれた、音声学の先生が「複雑で混乱するかもしれない。」とおっしゃったのはまさにこの点です。
では、どうすればいいのか?
なぜ私にはフォニックスが効果があったのか?
私がフォニックスの存在を教えた日本人の友達は、なぜみんな私と同じように感動したのか?
それがわかったので、次回書きます。
※「オイヨイヨイ」は「おいおいマジかよ。」「あーあ。」のような感嘆詞の英語版です。別バージョンで「アイヤイヤイ」もある。
英語が堪能なテニスの杉山愛選手が、2006年ウィンブルドンでスイスの元女王マルチナ・ヒンギス選手を破った試合で叫んでました。解説者も「杉山アイからアイヤイヤイが出ました。」と笑
今日のおさらい
フォニックスは本来は
発音ではなくつづりの教材。
ネイティブ先生はこれを発音の
教材としては使わない。
日本の二次的使用法でも、
発音のみに焦点をあててないので、
数多くのつづりのルールに
混乱する生徒が多くなる。
もちろん、日本でもフォニックス推奨派は増えてきているし、もっと日本人に合う教材や先生ももちろんいます。
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